『ビニー 信じる男』
あらすじ
スーパーライト級チャンピオンのロジャー・メイウェザーに完敗を喫し、プロモーターからも引退勧告されたビニー・パジェンサ(マイルズ・テラー)。これを機に、飲んだくれだが名伯楽の呼び声高いケビン・ルーニー(アーロン・エッカート)をトレーナーに迎える。そしてみごと世界ジュニアミドル級タイトルを獲得する。だがその直後、正面衝突事故に遭い、首の骨を折る重傷を負ってしまう。再び歩けるようになるかさえ医者も保証できず、家族をはじめ誰もが選手生命は終わったと思っていた。そんな中、ただ一人リングに戻ることを諦めず、ケビンを説得して密かにトレーニングを再開するビニーだったが…。
首の骨を折る事故からカムバックした実在のボクサーの話。
首の骨を折るって、ボクサーじゃなくたって元の生活を取り戻すのは容易なことじゃないはず。だけどビニーはまたチャンピオンになるために必死にリハビリを繰り返す。時には家族をだまして。
人間って諦めなければ体も応えてくれるのかしら。
マイルズ・テラーは『ラ・ラ・ランド』のオファーを断ってこの役を演じたそうです。うん、大正解(笑)。
そしてアーロン・エッカートのハゲっぷりがすごいです。
やっぱり頭剃るのかしら。ちゃんとまた生えてくるのかしら…(心配)。
実在の人物を描いているので、物語の結末は最初から読めてしまいます。そもそもボクシングがあまり好きではないわたしの好みの映画ではありませんが、ビニーの不屈の精神には頭が下がります。
ということで、
『セッション』といい今作といい、よく交通事故に遭うな、マイルズ・テラー。