『教授のおかしな妄想殺人』
あらすじ
アメリカ東部ロードアイランド州ニューポート。この小さな海辺の町の大学に赴任してきた哲学教授のエイブ(ホアキン・フェニックス)は、“人生は無意味である”との哲学的答えに至ってしまい、すべてのことに無気力となってしまっていた。ところが、そんな悩める中年男に、教え子の優等生ジル(エマ・ストーン)は興味津々。さらに夫婦生活に問題を抱える同僚リタからも猛アプローチを受けるが、彼の心は沈んだまま。そんなある日、ジルと立ち寄ったダイナーで悪徳判事の噂を耳にするエイブ。その時、彼の脳裏にある完全犯罪への挑戦という企てがひらめく。以来、生きる意味が見つかったことで、見違えるように気力を取り戻したエイブ。その急変ぶりに戸惑いつつも、ますます彼の虜になっていくジルだったが…。
800人キャパの劇場で、客が30人くらいしかいなかったんじゃないかと記憶しております…。
ホアキン演じるエイブは、お腹も出てるし見るからにおっさんだし、どう考えてもモテるタイプではないんだけど、いろんな女性から言い寄られる。なんかもっさりしててもモテる人っているよね。そもそもホアキンがあんまりイケメンっていうイメージじゃないし。
そんなエイブに興味を持ったジルはどんどん彼にのめり込み、次第に恋愛関係に。一応エイブは教授と学生という立場上、一線を引かなければならないという理性はあったものの、完全にジルに押し切られた感じ。
二人でカフェにいた時にたまたま悪徳判事の話を聞いて、自分には全く関係ないのに判事を殺そうと思い立ってしまう。関係ないからこそ完全犯罪ができると思って。そして皮肉なことにその犯罪計画を練ることが、彼に人生の意味を見出させてしまう。
結局エイブは判事を殺してしまうんだけど、その後くらいからなんかもう眠くて眠くて仕方がなくて。淡々と話が進んでいくし、ひたすら睡魔との戦いだった。けど、ラストで一気に目が覚めました。オーマイガー!まあ因果応報なんだけどね。
客の入り具合からもわかりますように、たいして話題にもならなかった映画です。監督がウディ・アレンの割には畳み掛けるような会話の応酬みたいなのもなかったし。そうだ、わたしウディ・アレンってあんまり得意じゃなかったんだ・・・。
ということで、/5
最近のウディのミューズはエマ・ストーンのようですね。