【極上音響上映】この世界の片隅に(3回目)

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この世界の片隅に

3回目の鑑賞は極上音響上映にて@シネマシティ。

1回目のレビューはこちら→この世界の片隅に
2回目のレビューはこちら→この世界の片隅に

極上音響上映を仕掛けた人が原作者のこうの史代ファンだっていうのは知っていたので、公開が決まった時に何かしらやってくれるとは確信してました。むしろ冒頭の人さらいの話は夢か現実かっていう議論をした(わたしは現実派)くらいなので、シネマシティで観ないと罰が当たると思ってました。

永遠の0』みたいに零戦に乗ってドンパチやる話ではないし、ましてやセリーヌ・ディオンが朗々と主題歌を歌いあげる映画でもない(正直に言うならばこの映画の主題歌を歌ってる人の歌い方は嫌い)ので、特に極音である意味ってあんまりないんじゃないかと思ったけど、海軍の教練で山の上から大砲をドーン!とぶっ放すシーンでは「おおっ」ってなった。そういえばこれ、戦争映画だったなってそこで思い出した。

同じ原作者の『夕凪の街 桜の国』っていう映画をシネマシティで上映した時、例の仕掛け人は「映画なんか観なくていいから原作を読め」っていってコンセッションで原作漫画を売ったらしく、その話を聞いて「おいおい、それ映画館に勤める人間が言っちゃアカンやつ」と思ったけど、この映画を観てその意図がなんとなくわかりました。原作が素晴らしいんだから映画もいいに決まってる。それなのに原作ってほとんどフィーチャーされないんだよね。それがなんだか悔しくて、わたしもことあるごとに「いいから原作読め」と周りに言いまくってます。

公開から3週間くらい経ってから観たと思いますが、それでもほぼ満席でした。最近は両隣に人が座ってるのがなんだか恐怖でなるべく周りに人がいない席を選ぶようにしてるんだけど、そのせいで前から2列目の端っこというスクリーンに対して強烈に鋭角な場所で観てしまい、とにかく首が疲れたっていう感想(笑)。

あとね、やっぱり主役のすずちゃんの声を演じてるのんが素晴らしいよ。よくキャスティングしてくれたなと思います。あの声なしではこの映画は成り立ってないはず。

日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞も獲りましたし、いまだにロングラン上映をしているのが信じられないくらいです。まだ観ていない人はぜひ劇場へ(結局映画も薦めてる)。

でもでも、あれだけ熱く語ってくれたんだから、もうちょっとなんかやってくれてもよかったんじゃないかなとか思ってみたりごにょごにょ・・・・。

いまだに人さらいが夢物語だと思ってるんだかどうだか、直に問いただしたいです。

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