【IMAX3D】パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

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パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

あらすじ

かつてジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)にハメられ、海の地獄“魔の三角海域”に幽閉されていた“海の死神”サラザール(ハビエル・バルデム)が解き放たれ、残忍な手下を率いて海賊の絶滅とジャックへの復讐へと動き出す。そんなサラザールの脅威からジャックが逃れる唯一の道は、どんな呪いも解くことができる“ポセイドンの槍”を手に入れること。一方、かつてジャックと冒険を共にしたウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)もまた、呪いをかけられた父を助けるために“ポセイドンの槍”を探していた。すると彼の前に、“槍”の謎を解く鍵を握る天文学者カリーナ(カヤ・スコデラーリオ)が現われる。ジャックはそんな3人と合流し、3人で“ポセイドンの槍”を求めて危険な航海へと繰り出すのだったが…。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

個人的にはシリーズ最高傑作。

4作目『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』から6年、いや、わたしの中では4作目はなかったことになっているので、3作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』から実に10年ぶりの新作です(笑)。ウィル役のオーランド・ブルームも10年ぶりに復帰してるんですが、この10年っていうのがキモなんです。ウィルはフライング・ダッチマンの呪い、というか掟?のせいで10年に1度しか陸に上がることができないので、まさに10年ぶりの上陸!と騒がれておりましたが、いやいやみなさんお忘れではありませんか?ワールド・エンドの最後でウィルが上陸していたことを。あの時点ですでに10年経過してるので、今作はワールド・エンドから10数年後のお話なのですよ。

物語は子供の頃のヘンリーが父親であるウィル・ターナーに会いに行くところから始まります。海に沈んでいるフライング・ダッチマンの場所を探し出し、父親と再会。「必ず呪いを解いてみせる」と誓うのですが、ウィルはそんな息子をたしなめます。そしてこう言います。「ジャック・スパロウには近づくな」と。

時は流れ、成長したヘンリーは大英帝国の軍艦で操舵手として働いていました。ある日軍艦が「魔の三角海域」と呼ばれる、一度入ったら二度と出てこられないという危険水域に近づいていると気づいたヘンリーは上官にそれを伝えるものの、逆に反逆罪とみなされ船底の牢屋に入れられてしまいます。軍艦はそのまま魔の三角海域へ入ってしまい、そこに巣食うサイレント・メアリー号という幽霊船によって沈められてしまいます。1人生き残ったヘンリーは、幽霊船の船長であるサラザールから、「命は助けてやるからジャック・スパロウを探し出せ」という条件を出されます。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
その頃、セント・マーティン島ではカリーナという女性の死刑執行が近づいていました。彼女は女性ながら天文学などの先進的な知識を手に入れたという、なんとも理不尽な理由で投獄されていましたが、隙を見て逃げ出します。

一方、同じ島では海賊としてのツキに見放されたのか、こともあろうにジャック・スパロウが銀行強盗をたくらんでいました。金庫を盗むつもりがどういうわけだか銀行の建物ごと盗んじゃって、街中大騒ぎ。そんな中、助け出されて島の病院に入院していたヘンリーと、牢屋から逃げ出したカリーナと出会います。カリーナは「ガリレオ・ガリレイの日記」を持っていて、その日記には海の呪いを解くという「ポセイドンの槍」の在りかを示す地図が描かれており、ウィルは父親の呪いを解くために、ジャックは自分の命を守るために、カリーナと手を組みポセイドンの槍を探すことに。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
まー書き出すと止まらなくなりますねこの映画(笑)。あとはザックリ紹介しますが(もういい加減ネタバレとかどうでもいいでしょ)、なぜサラザールが執拗にジャックの命を狙っているのかというと、この2人過去に相当な因縁がありました。ジャックの愛船・ブラックパール号がまだウィキッド・ウェンチ号と名乗っていた頃、ジャックはその船の乗組員でした。ある日、魔の三角海域付近でサラザール率いるサイレント・メアリー号に海賊船たちが一網打尽にされる中、ウィキッド・ウェンチ号の船長も砲弾に倒れてしまいます。そこで後を託されたのが我らがジャック。サラザールを魔の三角海域に誘導し、ジャックは直前で急旋回。そのまま三角海域に突っ込んでいったサイレント・メアリー号は、ゴツゴツの岩場に引っかかって爆発炎上。乗組員ともどもサラザールも爆風にさらされ半分体がなくなったような状態で呪いにかかり、そのまま幽霊船となったメアリー号と共に幽霊(みたいな感じ)として生きていかなければならなくなったのです。ただ生きてる、っていうか存在してるだけだからやることなくて、船の上でポヤ~ンとしてるサラザール、なかなかかわいらしかったけど(笑)。

ジャックっていつも分厚いコートを着て、ジャラジャラとなんだかよくわかんないアクセサリーをいっぱいつけて見るからに暑苦しい恰好をしてるんだけど、その理由も明かされます。このジャラジャラ、この時の急旋回の功績をたたえて船員たちがジャックに贈った貢ぎ物だったんです。それと同時にジャックはウェンチ号の船長として認められ、その後ウェンチ号はいったん攻撃に遭って沈んでしまうもののデイヴィ・ジョーンズと血の契約を交わして引き上げてもらい、その黒焦げになった姿を見てジャックが「ブラックパール号」と名前を改めて再び船長に返り咲いたのです(で、その後バルボッサに裏切られるっていう『呪われた海賊たち』に話が続きます)。

この急旋回がまたかっこいいんだわ!軍艦と比べたら小回りの利くウェンチ号だからこそできたワザで、その時ジャックは前船長から受け継いだ「北を指さないコンパス」をぐるんぐるん振り回しながらサラザールを一瞥するんです。そのせいなのか、このコンパスがサラザールの呪いを解くアイテムになってます。

わたしが4作目の何が許せないって、ブラックパール号が全然出てこないことなんですよ。3作目の終わりでバルボッサにまたもや裏切られてパールを持ち逃げされちゃって、しかも黒ひげとの戦いに負けてパールが沈んじゃってちっちゃい瓶に入ってるとか、意味わかんないです。パールに乗ってないジャック・スパロウなんてジャック・スパロウじゃないやい!4作目のラストでジャックとギブスくんが瓶を奪還したものの、今作でも最初の方はまだ瓶に入ったまま。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
そしてついに瓶から出て復活するのですが、このシーンもかっこよかったわぁ。思わず「お帰りパール!」って言いたくなるほど。

あとはだいぶ話をはしょると、なんとカリーナはバルボッサの娘だったんだよね~。まさかバルビーに子供がいたとは…。そしてカリーナを助けるためにバルボッサは命を落とすのです。

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊
いやまさか、バルビーが死ぬなんて思ってもなかったので驚くと同時にボロボロ泣けて仕方なかった。だってこの人、すでに1回ジャックに殺されてるんだよ。ティア・ダルマの怪しげな魔術で復活させてもらったんだから、またやってもらえばいいじゃん!って、よく考えたらティア・ダルマはもう海に帰っちゃっていないんだった…。本当に死んじゃったのかな。でも次作でしれ~っと帰ってきちゃうのも全然アリよ。待ってます、バルビー。

無事に手に入れたポセイドンの槍でウィルの呪いも解け普通に上陸ができるようになり、エリザベスとの感動の再会。最後の方はもうずっと号泣で、まさかパイレーツにこんなに泣かされるなんて思ってもみなかった。

すでにDVDも発売されて家でも何度も観てますが、やっぱこれ最高傑作だわ。

ということで、
ほんとは星8個くらいあげたい。

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