『イコライザー』
あらすじ
ホームセンターに勤務するマッコール(デンゼル・ワシントン)は、かつてCIAで名をはせた工作員であったが引退し、ひっそりと生活していた。ある夜、少女の娼婦テリー(クロエ・グレース・モレッツ)がロシアンマフィアにひどい扱いを受けているのを知ったことから、マッコールは自分にしかできない仕事をすることを決意。それは、警察が手出しできない不正を瞬く間に解決へと導くことだった。
大好きなクロエ・グレース・モレッツ目当てで観に行ったんですが、これが超面白い映画でして。デンゼルさんのどっしりした安定感と、クロエのムチムチっとした露出高めの服のミスマッチ。悪は徹底的にぶちのめす正義感(?)。なんなのこの映画、面白すぎるんですけど!!!
マッコールは「どんな裏仕事も19秒で完遂する元CIA工作員」。だけど元CIAだっていうのがなかなか出てこないので、この人なんでこんなに凄腕なんだろうってずっと思って観てた。ほぼ予備知識なしで観に行ってたから。言うなれば「必殺仕事人」ですね。
とにかく誰かとこの映画の面白さについて語りたかったんですよ。去年知り合った元映画館勤務の友人がおりまして、この人が相当数の映画を観ているんですが、試しに「イコライザー観た?」って聞いてみたら
と威勢のよい返事が返ってきました。映画館で3回観たらしい。これについて3時間も語れるらしい(笑)。昨日も会って「最近なんかいい映画観た?」って聞いたら、
「イコライザーが良すぎて他の映画が目に入らない」
って言ってた。DVDも予約したって言ってた。
いろんな伏線が張られているのかと思いきや、実はあれってなんにも関係なかったの?みたいないい意味での裏切りなんかもあります。これはほんとに観た人同士じゃないと語れないんですよ。
あと、ホームセンターには生き延びるための術が揃ってる(笑)。
ちなみに”Equalizer(イコライザー)”とは【平衡装置】みたいな意味なんだけど、この映画でそれをどうやって説明するかが難しいんだよね。悪の一掃、出る杭はぶちのめす、って感じかな。よく音響機器で使われてる言葉です。聴き取りにくい周波数を均一にするとか。たぶんこのタイトルのせいでだいぶ損している気がする。だって「イコライザー」って、意味わかんないでしょ。かといってなにかいい邦題を、と言われてもなかなかハマる言葉が見つからない。だから原題のままにしちゃったのかも。うーん、惜しい。
ということで、/5
去年のわたしの個人映画ランキング8位です。もっと上でもよかったな。