誘拐の掟

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誘拐の掟
『誘拐の掟』

あらすじ

ニューヨーク中が連続誘拐殺人事件におびえていた1999年、元刑事のマット(リーアム・ニーソン)のところにある依頼が舞い込む。それは妻を誘拐された夫からの、犯人を見つけ出してほしいというものだった。マットはこれまでの刑事人生で身に付けた全てのスキルを総動員して誘拐犯の捜索に挑むが、相手もなかなか尻尾を出さず…。

誘拐の掟

同じリーアム・ニーソン主演の『ラン・オールナイト』と立て続けに試写で観てしまったので、ちょっと頭の中で話がごっちゃになっちゃってるかも・・・。

この映画はローレンス・ブロック著の人気ミステリー小説「マット・スカダーシリーズ」の中でも最も過激とも言われている『獣たちの墓』を原作としています。全部で7作あるって言ってたかな?だからシリーズ化しようと思えばできるんだそうです。

この映画の主人公もやっぱり酒におぼれて事件を起こした元刑事っていう、もうどうしてリーアムさんはいっつもアル中なの!と突っ込みたくなってしまうデフォルト設定でした(笑)。しかも非番の日にお酒飲んでてある事件を起こしてしまい、刑事を辞職して今はモグリで探偵やってます、みたいな安定の裏稼業。

そんなモグリのマットのところに、妻を誘拐した犯人を見つけ出してほしいという依頼が来る。悲しいことに妻はもう殺されているのがわかっていて、見つけ出す目的は妻の救出ではなくて完全に復讐のため。お金も取られちゃってるし。最初は断るものの、次第に事件に巻き込まれていくマット。

しかも誘拐事件はこれだけで終わらず、どうやら過去にも同様の犯罪があり、さらにこれからも起こりそうな予感。マットは思い当たる節に注意喚起するものの、かわいそうなことに今度は少女が餌食になってしまう。

誘拐の掟

犯人側は身代金の要求はしてくるけど、そんなのどうでもよくて実は快楽殺人を行っている非道な奴ら。これね、イギリスで実際にあった事件がモチーフじゃないかと言われています。この映画ではバンを使って女性たちを誘拐していて、それと同様にバンを使った連続誘拐殺人事件が1979年に起きていました。

誘拐の掟

わたし、その事件についてちょっと調べちゃったんだけど、それはそれはもう凄惨で、ちょっとここには書けないくらいの内容でした。どうしても気になる方は「マーダーマック」、もしくはドキュメンタリー映画の『アメリカン・バイオレンス』あたりを検索してみてください・・・・オススメはしないよ・・・・全然しないよほんとに・・・・。

話は映画に戻りまして。マットは誘拐犯とギリギリの交渉を続けていくことになるわけですが、そんな彼の右腕となって働くのがホームレスの少年TJ。

誘拐の掟

この子ね、終盤でハラハラさせる行動をするんですけど、それがどうにも中途半端に終わってしまい、いやそこでもう一波乱あってもいいでしょ、と心の中でツッコミました。尺の関係かな・・・(笑)。

けっこうエグいシーンもあって目を背けたくなるところもありました。しかもわたしが観た試写室はスクリーンの前にバズーカ砲みたいなBOSEのスピーカーが置いてあって、銃撃シーンとかまるでわたしも撃たれてんじゃないかっていうくらいの臨場感がありまして、なかなか体に堪えました。

ラストはスカッとするような、もうひとひねりあってもよかったような、そんな感じです。

ということで、★★★★半/5
続編があるなら観てみたい。個人的には『ラン・オールナイト』の方がオススメ。

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