ラン・オールナイト

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あらすじ

ブルックリンのマフィアのもとで暗躍するすご腕の殺し屋ジミー・コンロン(リーアム・ニーソン)は、命を狙われた息子を救うため相手を亡き者にする。ところが相手がマフィアのボスで親友ショーン(エド・ハリス)の息子だったため、復讐に燃えるショーンはジミーと彼の息子を殺すことを宣言。ジミー父子は、組織や金で買われた警察が包囲網を張り巡らせたニューヨークで、迫り来る追手を必死に振り切ろうとするが…。

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殺しても死なない男、リーアム・ニーソン。なんかそんなイメージがついちゃってますよね。62歳(もう63歳になったのかな?)のアクションスターでございます。しかもどういうわけだかアル中とか無職とか、やさぐれてるんだけどめっちゃ強いっていうのがデフォルト(笑)。普通のやさしいお父さんとかではなく、なんかひと癖ふた癖あるんだよね。そんな彼、昔『レ・ミゼラブル』でジャン・バルジャンやってたの知ってます?

今回のリーアム演じるジミーも、殺し屋という職業ゆえ家族を捨てざるを得なかったという過去があり、現在も息子のマイクとうまくいってません。いってないっていうか、ほぼ交流すらない。昼間っから飲んだくれててまともに仕事している気配もない。長年の友人であるマフィアのボスのショーンの息子のダニーにまでお金を借りようとするほどの体たらくぶり。

ある日マイクは殺人事件の現場を目撃してしまい、その犯人に命を狙われてしまう。そんな時マイクの窮地を救ったのはほかでもないジミーだった。ジミーはマイクを殺そうとしていた犯人を射殺するもなんとそれはダニーで、その事実を知ってしまったショーンに「お前と息子、両方殺す」と宣言されてしまう。

とりあえずジミーとマイクはなんとか一晩やり過ごそうと夜のニューヨークをひたすら逃げまくるのだけど、これはなんで一晩なんだったっけね?一生追われ続けるはずなのに。日が昇ればなにか別の打開策があったんだっけ(もうあやふや)。今まで『96時間』シリーズをやってきたリーアムさん、今回は16時間しかありませんでした(笑)。

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警察もショーンに買収されちゃってるから頼りにできないし(っていうかジミー本人はとても警察を頼れるような身分ではない)、テレビにもジミーとマイクの手配写真がバンバン流されちゃって、もはやそれを観ている一般市民ですらも敵(通報されちゃうから)。まさに四面楚歌とはこのこと。

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マイクは罪を犯したわけではないけど、命狙われちゃってるから逃げるしかない。あんなに嫌っていた父親に守られながら逃げるのもなんか納得いかないと思いつつも。妻も子供もいるし、死ぬわけにはいかないのです。

でもさ。主演リーアム・ニーソンなわけですよ。なんだかんだあってもどうせ逃げ切れちゃうんでしょ?っていう安心感がこっちとしてはあるわけで。それがもうラストでガーン!って感じ(笑)。よく考えてみたら、映画の始まりからものすごく大きな伏線が貼ってありましたわ。

友達曰く、この映画は「ジミーとショーンの恋愛物語」なんだとか。わかる気もする。マフィアのボスと、その雇われ殺し屋。お互いに弱みを握っている部分もあるし、信頼しているところもある。今までずっとうまくやってきたのに、ある一瞬を境に敵同士になってしまった、悲しい男同士の悲恋なんだって。なるほど。

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ということで、★★★★/5
リーアムさんにはもうちょっと頑張って体張り続けてもらいたい。引退宣言撤回希望。

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