『ニンフォマニアック Vol.2』
前篇はこちら→ニンフォマニアック Vol.1
あらすじ
最愛の男ジェローム(シャイア・ラブーフ)に去られた寂しさを埋めるように、さまざまな男とのセックスにふけるジョー(シャルロット・ゲンズブール)。さらに父をなくしたのも相まって、スケジュールを組んでまで情事に励むようになる。そんな中、妻と別れたジェロームと再会して久々に求め合うが、彼女は性感を得られない体となっていた。ジェロームは常軌を逸した性欲をぶつけるジョーを持て余し、彼女が浮気をすることを認める。刺激を求めてさまようジョーは、K(ジェイミー・ベル)というサディストと出会う。
Vol.1はまだストーリー性があったのに、Vol.2はまるでわけのわからない展開。Vol.1だけ観てやめておけばよかったな、と思ったくらいです。ジョーの少女時代を演じていたステイシー・マーティンからシャルロット・ゲンズブールへの移行がすごくなめらかだった。あの場面以外で入れ替わるようなシーンもないんだけど。
病気はさらにエスカレートするばかり。観てるこっちの感覚もマヒしてくる。特にこの黒人兄弟との絡み。
わけわからんの極地(笑)。大事なところはモザイクかかってますが、たぶんモザイクなしで観たら面白いんだろうね(照)。最後はもう救いようのない終わり方でした。さすがラース・フォン・トリアー監督「鬱三部作」最終章だけある。すぐには立ち直れないくらいの「ええええええ」っていう衝撃。わたしの好きなステラン・スカルスガルドになんてことしてくれるのよ!
シャルロット・ゲンズブールって、見てるとなんだかイラッとする顔なんですが、その原因は口元だと思う。しゃくれとも受け口ともとれない、どっちつかずのなんか特徴のある口で、しかもいつも半開き。なぜ口を閉じない!と何度心の中で突っ込んだことか。
半開きと言えば、『ダークナイト』のバットマン、クリスチャン・ベイルもそうなんだよね。あんなに口元に特徴あるんだから、バットマスクかぶってたって「あ!ウェインさんとこのお坊ちゃん!」って、気づいてもよさそうなんですけどね、ゴードン警部補。
ということで、/5
あんまりオススメはしませんね・・・・。