恋の罪

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恋の罪
『恋の罪』

あらすじ

ある大雨の日、ラブホテル街にぽつんと建っているアパートで女性の死体が発見される。その事件を追う刑事の和子(水野美紀)は、幸せな家庭を持ちながらもずるずると愛人との関係を続けていた。彼女は捜査を進めるうちに、大学のエリート助教授美津子(冨樫真)や、売れっ子小説家の妻いずみ(神楽坂恵)の秘密を知ることになる。

恋の罪

東電OL殺人事件を下敷きとした話。がっつりR-18指定。3人の女優、それぞれが脱ぎます。レイトショーでお客さんが15人くらい入ってたんだけど、わたし以外みんなおじさんで(汗)。観終わった後、「なんでこの映画観に来たの?」とかもし聞かれちゃったら、「し、知り合いが出てるんで」ってウソつこうとまで覚悟した(爆)。別にわたしは脱ぎっぷりを観に行ったんじゃないよ。ストーリーが気になったんだってば。

水野美紀は、冒頭ほんのちょっとだけ全裸のシーンがある。よく見ないと誰だかわかんないくらい。無理に入れなくてもよかったんじゃないかと思うほど、あっけないです。

恋の罪

世間一般にはほとんど知られていない女優、神楽坂恵。先日この映画の園子温監督と結婚されました。あぁ、なるほど、と(笑)。お世辞にも演技がうまいとは思えない。セリフもほぼ棒読み。だけど潔い脱ぎっぷりだし、元グラビアやってただけあって胸は大きい(だけど後ろ姿はいただけなかったな・・・)。

冨樫真は、ガリガリ過ぎて見るのも痛々しいヌード。ああいう体、男の人にとっては魅力を感じるのでしょうか?この人の狂気っぷり、ハンパじゃないです。スイッチ入ると別人格。

恋の罪

わたし、いったいどういう視点でこの映画を評価してるんだかわからなくなってきました(笑)。

物語の主軸は、専業主婦のいずみ。毎日同じことを繰り返すばかりで、夫にも大事にされ過ぎていて欲求不満。あることをきっかけにして「女」の本性に目覚めてしまったいずみは、美津子と出会いその人生が狂っていく。

周りからは、有名作家の妻でなに不自由なく暮らしているように見える。だけど「女」として満たされていない。だけどいったん満たされてしまうと、「もっともっと」っていう欲求がどんどん大きくなっていって、取り返しがつかないことになる。

殺されるのは、美津子。この人が東電OLにあたる人。もちろん実際の事件とは全然違うストーリーになってはいるけど、いやでも髣髴とさせる。美津子も家庭が複雑っていうか、たぶんファザコンで、母親のことを嫌っている。母に向かって放つ会話がすごい。笑いながら「早く死ねよ」って、おいおい。冗談なんだか本気なんだか(120%本気)。

殺された女、それを追う女刑事、転落していく主婦。3人が絡み合って、ラストはもうどん底に突き落とされました。チラッと「観なきゃよかった・・・」感も漂いつつ。

間違ってもデートムービーではありません。そういうのが好きな人同士ならいいけど、初デートだったら別れが訪れるかも。自身の精神衛生状態がよい時でないと、マジで吐く人がいるかもしれません。

鬼才と呼ばれる園子温。これが初めて観た映画だけど、きっとこんなんばっかりなんだろうな(笑)。

ということで、☆4つ。
ようこそ、愛の地獄へ。

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