ニンフォマニアック Vol.1

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nymphomaniac
『ニンフォマニアック Vol.1』

あらすじ

幼少時から自分の性器を意識していたジョー(シャルロット・ゲンズブール)は、15歳の時にバイク好きの青年ジェローム(シャイア・ラブーフ)に処女を奪われる(っていうか「奪ってもらった」が正しいと思う)。2年後、彼女は幼なじみのB(ソフィ・ケネディ・クラーク)と共に挑発的な服装で列車に乗り込んでは、男性を誘惑しては関係を持つゲームに興じるなど、過激で奔放な高校生活を送る。やがて印刷会社に就職したジョーは、そこでジェロームと再会。彼に恋心を抱くがほかの女性に奪われ、その反動から無数の男と体を重ねていくように・・・。

ニンフォマニアック Vol.1

がっつりR18+指定です。

ラース・フォン・トリアー監督の「鬱三部作」の最終作ですって(笑)。前後編になっていて、これはその前編。もちろん後編も観ました。

ジョーは女子色情症(ニンフォマニア)という、まあある意味病気なんですけど、とにかく性に対する興味というか執着というか、それなしじゃ生きていけない、を通り越して、そのために生きているような女性です。映画の冒頭、寒空の下で何者かにぶちのめされたジョーが転がっていて、それをセリグマン(ステラン・スカルスガルド)という男が助け、彼の家に連れて帰って開放するうち、ジョーのあまりにも奔放すぎる性体験の話を聞いていく、という展開。このセリグマン、後編ではえらいことになります・・・。

とにかくそういう(どういう?)シーンばっかりで、でもそのうちだんだん見慣れてくる(笑)。ちゃんと大事な部分にはぼかしが入ってますが、どっかの国では無修正版上映してるんだろうなあ・・・。っていうか、役者たちは本気でヤッてるんだろうなあ・・・・・。

前編でジョーを演じているステイシー・マーティン、まだ23歳だそうですがかなり思い切った演技です。ほぼAVに近いのかも。よほどの覚悟がないと演じられない役だと思います。後編のシャルロット・ゲンズブールはもう、行きつくとこまで行っちゃってる人ですからいいんですけど。

若い頃のジョーは1日のうちに時間差で何人も男を家に呼んで情事にふけっていて、その中にはもちろん妻子持ちもいて、その男性の妻(ユマ・サーマン)が子連れで偵察に来ちゃったシーンは場内に笑いが起こりました。どんどんキレて壊れて暴走して行く妻、物悲しいけど笑っちゃう。わたしは「もっとキレちゃえ」と思った。

ニンフォマニアック Vol.1

後編でのセリフですが、ジョーは「私は色情症です。セックス依存症ではありません」と言い切ります。何が違うんだろう。

劇場内、わたしを含め1人で観に来ている女性客がいっぱいいました。別にピンク映画ってわけじゃないし(でも内容的にはそのジャンル?)、むしろ女性の方が多かったかな。わたしの隣に座ってたおじさんはほぼ寝てて、行為が始まったとたんガバッ!と起きる、というのを繰り返してました(笑)。普段AVを観慣れていて、そういうのを求めて来た人には物足りなかったんじゃないのかしらね?よくわからんけど。

わたしも何を思って観に行ったんだか今となってはすっかり覚えていませんが、たぶん去年あたりにどこかで見た映画紹介で興味を持ったんじゃなかったかな。特にこれといって語る内容もないし、周りに観た人もいないので語り合うこともできず(語ることもないけど)。

ということで、★★★/5
無修正じゃないと意味がないシーンもけっこうあったりする。

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