『ジャックと天空の巨人』
あらすじ
何百年も前に、地球には巨人が存在しており、地上で生活していた。ある日、一人の青年が人間界と巨人界を隔てる扉を開けてしまい、巨人たちは地球を取り戻そうと人間を襲撃。王国を守るべく、ジャック(ニコラス・ホルト)は巨人を相手に戦うことを決意。果たして、300人の人間たちで100人の巨人の猛攻撃を抑え切れるのか・・・。
全然話題にもなっていないけど、個人的に超オススメ映画です。どうして観ようと思ったのか、自分でもよく覚えていないんですが、たぶん予告編が面白そうだったから?あんまり期待しないで観に行きました。そしたらすごく面白くって、いい意味で期待を裏切られた作品です。
「ジャックと豆の木」の話もよく知らないし、誰が出てるのかもよくわからないで観てましたところ、もうツボな人がいっぱい出ててびっくりですよ。ユアン・マクレガーが出てるなんて知らなかった!
ユアーン!
子供も楽しめる純粋なファンタジーかと思いきや、けっこうダークな部分もあります。巨人、人間食べちゃうからね・・・。ジャックと豆の木って、こんな怖いお話だったの?みたいな。「ジュラシック・パーク」で、一人逃げ出してトイレに隠れた弁護士が、ティラノサウルスに見つかってパクッとやられるシーンを髣髴とさせるような場面もあり(覚えてる人いるかな・・・)。ズシーン、ズシーンって歩いて来る振動とか、まさにあんな感じです。
主人公のジャックはあんまりかっこよくないんだけど、そこをユアンが完全にカバー(笑)。お姫様を守る護衛隊長みたいな役なんですが、最初画面に出てきたとき、ユアンだってわからなかった。「あれっ、なんかユアンによく似た人が出てきたけど?」みたいな。よく見たらユアンだったという。もう、とにかくかっこいいんです!わたしがユアン好きだからひいき目に見てるのもあるかもしれないけど。
お姫様はかわいかったなぁ。初めて見た人。エレノア・トムリンソンというらしい。
どっちかっていうと、ユアンとお似合いなんだよねぇ・・・。
国王はどっかで見たことある人だなぁと思ったら、「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉」の黒ひげ(イアン・マクシェーン)でした。
そして国王の右腕、ファロン将軍は同じくパイレーツシリーズのブーツストラップ・ビル(ビル・ナイ)。どうりで、わたしのツボなわけだよ。
やたらイギリス人で固めてるのでイギリス映画かとと思ったら、思いっきりアメリカ製作でした。監督は「ユージュアル・サスペクツ」のブライアン・シンガー。そりゃ面白いわな。
「ナルニア国物語」シリーズでは2が一番好き!っていう人には断然オススメいたします。ああいう感じですよ。わたしは3Dで観たけど、2Dでも大丈夫かな。ただ、絶対に字幕版がいいと思います。吹替版、主役はまぁ置いといて、巨人たちを芸人さんが演じているらしいので・・・。
ユアン観たさに、もう1回行こうかと思うくらい、好きですこの映画。
ということで、☆5つ。
あの跳ね橋の頑丈さったら尋常じゃない。