君と歩く世界

スポンサーリンク

君と歩く世界
『君と歩く世界』

あらすじ

南仏の観光施設でシャチの調教師をしているステファニー(マリオン・コティヤール)は、ショーの最中に事故に遭い、両脚の膝から下を失ってしまう。失意の彼女を支えたのは、不器用なシングルファーザーのアリ(マティアス・スーナールツ)だった。粗野だが哀れみの目を向けずフランクに接してくる彼と交流を重ねるうちに、ステファニーは次第に生きる希望を取り戻していく。

君と歩く世界

「君と歩く世界」のジャパンプレミアに行ってきました。監督と主演のマリオン・コティヤールが登壇するとあっては、行かねばならぬ。割と前の方の座席に座れたので、舞台挨拶もばっちり見えた。マリオン・コティヤール、顔がめっちゃちっちゃかった!!!なぜか中谷美紀もやってきて、涙ぐみながら感想話してました。司会はLiLiCoさんでした。

以下、ネタバレあり。
一言で言うなら、「期待を裏切られた」映画です。両足を失ったステファニーが、失意のどん底から立ち直っていくヒューマンドラマ、みたいなのを期待していたのですが、案外早く立ち直っちゃって、義足作って普通に散歩とかしてて、「うん、わたしもう平気」みたいな顔してる。後半の話の主軸は、シングルファーザーのアリが生きて行くためにマネーファイトをやるだけ。もう暴力映画みたい。観終わった後、「いい映画だったね」っていう感想がわたしからも連れからも出てこなかった。

何が言いたいのかよくわかんないんだよね。さすがフランス映画とでも言いましょうか。ステファニーが足を失った事故も、詳しく描かれてないので状況がよくわからない。わたしが推測するに、シャチがステージ上に上がってくるパフォーマンスに失敗し、ステファニーに激突。そのままプールに転落したステファニーの両足を、シャチが食べちゃった・・・んじゃないだろうか。シャチって人襲うよね。サメより怖いんだよね。

病院のベッドの上で、自分の両足がないことに気づくステファニー。そりゃショックだよ。きれいにCG処理されて、本当に足がないように見えた。もちろん絶望はするけれど、立ち直りも早い。もしかしたら立ち直ってないかもしれないけど、そう見せるのが早すぎ。

実は主役はステファニーではなく、アリなんです。だけど予告編やら邦題やらで、すっかりマリオン・コティヤール主演映画みたいな先入観を持たされているので、後半になるにつれ「マリオン全然出てこないやんか!」っていうフラストレーションがたまっていくのです。そりゃね、知名度のない俳優よりも、マリオンを表に立たせた方が集客できるってことなんでしょうけれども。

んー、なんだかなー。ちょっとよくストーリーが思いだせないほど、印象に残ってない映画です。ラストはどんなシーンだったっけ?ステファニーとアリはどうなったんだっけ?わたし、ほんとにこの映画観たんだっけ(笑)。

ここ最近のマリオン出演映画で観たのは「ダークナイト ライジング」「ミッドナイト・イン・パリ」「インセプション」など。それらと何が違うって、彼女がフランス語を話してること。ずいぶんイメージ変わるんだなぁ。

ということで、☆2.5。
後半たぶん、寝てたんだわたし。

にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


FXを学ぶ