<3D>ターミネーター:新起動/ジェニシス

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ターミネーター:新起動/ジェニシス
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』

あらすじ

2029年、ロサンゼルスでは人類抵抗軍が人工知能による機械軍との戦いに終止符を打とうとしていた。1997年、機械軍による核ミサイルで30億人もの命が奪われた“審判の日”以来の悲願がかなうときが目前に迫る。一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであり、驚異的な力を持つ予言者ことジョン・コナー(ジェイソン・クラーク)を生んだ母サラ・コナー(エミリア・クラーク)を亡き者にすべく、1984年にターミネーターを送り込み…。

ターミネーター:新起動/ジェニシス

『ターミネーター4』から6年、あいつがスクリーンに帰ってまいりました!といっても、シュワちゃんが出ていたのは『ターミネーター3』までなので、それからだと12年ぶりでございます。

ターミネーターは機械のくせに、しっかり歳を取っておりました。まあね、切られたら血も出るし人間に近いように作られてるから、皮膚が老化したって不思議はないんだけど。これね、観る前に絶対『ターミネーター』だけでも観直していくとさらに面白いです。まったく同じシーンが出てくるんだもの!しかもそのシーンで、1984年のシュワちゃんと2015年のシュワちゃんが戦ったりするのです!もう胸アツ。

話は機械軍と人類抵抗軍が戦っている2029年から始まります。負けた機械軍は抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーの存在そのものを消すために、その母親であるサラ・コナーを抹殺しようと彼が生まれる前の1984年にターミネーターを送り込む。それを知った抵抗軍が、送り込まれたターミネーターを倒すべく人間のカイル・リースを1984年に送り込む・・・・で、『ターミネーター』の冒頭へとつながります。

がしかし!カイル・リースが送り込まれたのは、わたしたちが知ってるあの1984年ではなく、なぜかパラレルワールドの1984年。カイルが出会ったのは、同じ名前の女性が次々に殺されて、自身の命も狙われていることに恐れおののいていたサラ・コナーではありませんでした。なんかめっちゃ戦闘モードが整っているサラ。

ターミネーター:新起動/ジェニシス
観客はここで頭に「?」です。あれ?なんか話ちがくない?って。特に今までのシリーズを観てきた人にとっては、話の根本から変わっちゃっててとても面食らう。

どういうことなのかというと、サラがまだ子供だった頃、両親が死んでしまい替わりに育ててくれたのがなんとターミネーターで、サラはターミネーターのことを「おじさん」と呼んで慕っていて、戦う術もいろいろ教えてもらっていたのです。なんかもう混乱してきた。

ターミネーター:新起動/ジェニシス
その「おじさん」と呼ばれているターミネーターがどんどん歳を取って、1984年の時点ではすっかり見た目もおじさんになっていて、そいつと冒頭に書いた新たに2029年から送られてきた新しいターミネーターが戦うシーンがあるのです。書いてて自分でもなんだかわかんなくなってきたので、とにかく観てください(笑)。

『ターミネーター2』に出てきた、あの金属みたいに変幻自在なT-1000をイ・ビョンホンが演じてるんだけど、気づいたらもういなくなってた。いつ倒されたんだっけ?っていうくらい存在感なかったわー。

あとね、あんなに機械軍と戦ってたジョン・コナーがすっごいイヤな奴に成り下がってて幻滅した。君はもう抵抗軍のリーダーではない。

そして、『セッション』で身の毛もよだつ鬼教官を演じていたJ.K.シモンズが、全然周りから相手にされてない老警官を演じています。顔は相変わらずコワモテなのに、初老の切なさが漂ってました・・・。

結論としては、いくら未来から過去を変えようといろんなものを送り込んでも、結局過去は変わらないんだよ。『ターミネーター2』であんなに体張って未来を変えてくれたダイソン博士の息子が結局新たな機械軍を作ってるんだもん。そう考えると、このシリーズって永遠に続編が作れるんじゃないかと思う。

サイトを見てみると、シュワちゃんの役名ってターミネーターじゃなくて「守護神」ってなってる。そもそも1作目では敵だったのが2作目で正義の味方になってるから、今さらもうどう変わっても驚きませんしね。

ということで、★★★★半/5
もう1回くらい観たらもっとまともなレビューが書けたのではないかと・・・(観てから時間が経ちすぎました)。

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