パージ

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パージ
『パージ』

あらすじ

年に12時間だけ、殺人を含む全ての犯罪行為を合法にする法律が定められたアメリカ。パージと呼ばれるその日を迎えたジェームズ・サンディン(イーサン・ホーク)は、最先端のセキュリティーシステムによって保護された自宅で妻子たちと夜を過ごすことに。だが、パージがスタートするや、ある男がジェームズの家に助けを求めてやって来る。息子がセキュリティーシステムを解除して彼を家にかくまうが、男を殺そうとする近隣住民が続々と集結。暴徒と化した彼らに囲まれたジェームズたちは反撃に挑むが…。

パージ

試写会にて観てきました。たぶんわたしが自分でお金払って観に行くタイプの映画ではないです(笑)。

アメリカの犯罪が激減したのは、年に一度あらゆる犯罪が合法になる「パージ」のおかげ。ってそんなんで本当に犯罪抑止になるんだろうか。よくもそんな法律を思いついたもんだ。

ジェームズの家は高級住宅街にあって、自らの会社が販売しているセキュリティシステムを導入しているので絶対に襲われることはない。ご近所さんたちにも同じシステムを買ってもらってるから、この辺一帯は安心だという慢心があった。

パージ

でも、「助けてくれ!」と叫びながら走ってきた黒人男性をモニターから見ていた長男が、何を思ったかシステムを解除してその男性を家に招き入れてしまう。

パージ
ここからが悲劇の始まりです。その黒人男性を追ってきたパージ真っ最中の人たちにジェームズの家は取り囲まれ、しまいには家の中まで侵入されてしまう。

パージ
なんでこの黒人男性が追われてるのかもよくわかんないんだけど、とにかくパージ側の連中はそいつを引き渡せの一点張り。最初は引き渡すことで家族を守ろうとしていたジェームズだったけど、そうはせずに戦うことを決めます。

っとその前に、ジェームズには娘もいるんだけど、パージが始まった途端、娘の彼氏に殺されかけるのね。それも多少なりとも影響しているかもしれない。

息子くんが取った行動はたぶん正しいんだろう。罪もない人が殺されていいわけがないんだから(もしかしたらあるのかもしれないけど、そこはナゾ)。だからって自らの命を危険にさらすこともないよね。匿わなければ、「最強のシステム」によって完璧に守られていたはず・・・・なんだから。いや、果たしてそうでしょうか?

なんかこれ、すべて仕組まれてたのかな?と今思いました。ミソは「ご近所さんにもセキュリティシステムを売りつけていた」ことです。高級住宅街の中でも、ジェームズの家はひときわ目立つ豪邸なのですね。それはシステムを売って利益を上げて儲けているからなのですよ。そういうのをやっかむ人っているでしょ。

観ている途中から、「あれ、これはちょっと過激な『パニック・ルーム』なのかしら?」と思い始めました。家の中に泥棒が侵入してきて外に出られなくなって、子供は喘息だかなんだかの発作が出ちゃって息も絶え絶え、っていうジョディ・フォスターとクリステン・スチュワートの姿が目に浮かびましたよ。匿ってあげた黒人男性はほら、フォレスト・ウィテカーですよ。

友達が観たいって言ってたから、「『パニック・ルーム』だと思って観に行きなよ」って教えてあげたら、観終わった後に「嘘つき!『パニック・ルーム』の方が面白いじゃん!」と怒られてしまいました(笑)。その子はすでに公開になった続編の『パージ:アナーキー』も観たそうで、そっちの方が面白かったらしいよ。わたしは観ないけど。

ということで、★★★/5
イーサン・ホークは頑張ってた。と思う。

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