<3D>塔の上のラプンツェル

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観たくて観たくてたまらなかった、「塔の上のラプンツェル」。
アニメは吹き替えの方がいいでしょ、ってことで、3Dのしょこたんバージョンを観てきました。

塔の上のラプンツェル

『塔の上のラプンツェル』

あらすじ

深い森に囲まれた高い塔の上から18年間一度も外に出たことがないラプンツェルは、母親以外の人間に会ったこともなかった。
ある日、お尋ね者の大泥棒フリンが、追手を逃れて塔に侵入してくるが、ラプンツェルの魔法の髪に捕らえられてしまう。
しかし、この偶然の出会いはラプンツェルの秘密を解き明かす冒険の始まりのきっかけとなり・・・。

塔の上のラプンツェル

お話としては、王道のストーリーです。観る前からラストがわかるような。
元ネタはグリム童話。なんだかものすっごくひどい話(笑)。
でも、わたしが言いたいのはお話の内容じゃないんだよ。

毎年自分の誕生日の夜になると、夜空に舞い上がる無数の灯り。
その灯りの正体を突き止めたくて、ラプンツェルは母に「塔の外に出たい」と願い出る。
ラプンツェルが母だと思っているのは、実はラプンツェルを誘拐した魔女。
彼女はラプンツェルの髪にかかった魔法を独り占めしたいがために、ラプンツェルを18年間も塔の中に幽閉している。

塔の上のラプンツェル

このラプンツェル、18年間ずっと母(と思っている人)以外の人間と接触したことがないはず。
だけど、人の愛し方を知っている。
いくらたくさん本を読んでも、人を好きになるっていう感情は学べるものじゃない。
いくらたくさん知識があっても、人から好かれるっていう気持ちは好かれてみなくちゃわからない。
でもラプンツェルは、それを生まれながらにして知っている。
それはきっと、幼い頃、ほんの短い間だけ過ごした本当の両親から、すでにもらっていたのかもしれない。

今まで3Dを観るたび、「やめときゃよかった・・・」と思ってきたわたしですが、この映画に限っては
「3Dでよかった!ビバ!3D!!!」と感じました。とにかくものすごくきれいなの。
ダムの決壊シーンなんか、実写かと思っちゃったもんね。

塔の上のラプンツェル

そして圧巻なのが、ラプンツェルを思って両親が空へ飛ばすランタンのシーン。
美しすぎて、ただ涙が出た。
悲しいとか切ないとかいった感情は一切なく、そこにあるのは天に向かってあがっていく無数のランタンだけ。
なぜ泣いているのか自分にもよくわからなかった。
これが「感動」なのだとわかったのは、しばらく経ってからだった。
美しいものを見ると、涙って勝手に流れてくるんだね。

塔の上のラプンツェル

これはね、家でいくらBlu-ray観たって、劇場で、しかも3Dで観ちゃったら物足りなさ過ぎるはず。
ランタンのシーンを観るためだけ(?)に、明日もう1回観に行っちゃうからね、わたし。

大泥棒のフリンと出会って、人を愛し、愛されることを学ぶラプンツェル。
個人的には、しょこたんがものすごくいい仕事してたと思います。上手だし、イメージにも合ってる。
歌も上手じゃん!って思ってたら、どうやら歌は別の人が歌ってたみたい(エンドロールまで気がつかなかった)。

塔の上のラプンツェル

魔女役の剣幸さんも、演技も上手だし歌もすっごく上手(さすが元宝塚)。
彼女が歌う「ラプンツェ~ル♪ 髪の毛おろ~して~♪」のフレーズは、しばらく耳に残ります。

わたしの中でディズニーアニメNo.1は永遠に『白雪姫』なのだけど、ラプンツェルはそれに匹敵するかも。
白雪みたいに純粋すぎるおバカさんではなく、自分の意思で戦って行こうとするラプンツェルは、現代風なのかもね。

というわけで、☆5つ。
もう、好き。好き好き大好きこの映画。ぜひ劇場で(3Dで)ご覧くださいまし。お馬のマキシマスもステキ。

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