メイジーの瞳

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メイジーの瞳
メイジーの瞳

あらすじ

母スザンナ(ジュリアン・ムーア)と父ビール(スティーヴ・クーガン)が離婚し、共同親権を持つ両親の家を行き来することになった6歳の少女メイジー(オナタ・アプリール)。ロックスターであるスザンナは、再婚相手の青年リンカーン(アレクサンダー・スカルスガルド)に子育てを押し付けていた。メイジーは優しいリンカーンと心を通わせ始めるが、スザンナはそんな状況にいらついてしまい・・・。

メイジーの瞳

身勝手な大人たちに振り回される、けなげな6歳の少女のお話。

以下、ネタバレあり。
メイジー役のオナタちゃんは、『アイ・アム・サム』でダコタ・ファニングが出てきた時みたいな衝撃。なんてかわいいの。名子役になっていくのかしら~。ダコタは最近変な方向行っちゃってるけど~(→ご参照)。

母のスザンナはたった6歳の娘に対し、女として嫉妬してる。リンカーンを取られるんじゃないかって。そんなバカな。自分がメイジーの世話をリンカーンに押し付けておきながら、二人の距離が縮まるといてもたってもいられない。あぁ、この人は一生母にはなれずに「女」のまんまなんだろうなと思った。口ではメイジーを「かわいい、かわいい」って言っておきながら、愛情を注いでいるようで全然そんなことない。いろんな面に置いて、自分にとって都合のいい存在としか見てないような気がした。

父のビールにしても、離婚する前に雇っていたベビーシッターのマーゴといい仲になっちゃって再婚してる。マーゴとメイジーはもともと顔見知りだったから、こちらは変な感情の応酬みたいなのはないけど、やっぱりメイジーほったらかし。結局全てをマーゴが見ることになり、彼女も不満爆発。決してメイジーが嫌いとかそういうことじゃないんだけどね。

10日間ごとに父母の家を行き来する、と裁判で決まったのに、それを守らない親たち。結局面倒を見るのはそれぞれの新しいパートナーたちで、なんだかメイジーもその方が幸せそう。ラストはその新しいパートナーたちがくっついて一緒に暮らす、という終わり方でした。

リンカーン役のアレクサンダー・スカルスガルドは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のブーツストラップ・ビルや『ドラゴン・タトゥーの女』の犯人役だったステラン・スカルスガルドの息子。超やさしいしかっこいい!『バトルシップ』にも出てたのかー。全然記憶にないけど・・・。

メイジーの瞳

今あまりにもタイムリーなニュースが日本を駆け巡っていますが、子供を預けざるを得ない親に対して、なんかこうもっと手厚い保護みたいなものはないものでしょうか。アメリカと事情が違うとは言え、あまりにも遅れている気がする。

ということで、★★★★半/5
オナタちゃんのこれからが楽しみです。

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