『E.T. 20周年アニバーサリー特別版』
あらすじ
遥か宇宙の彼方から地球探査にやってきた地球外の知的生物“E.T.”。ひょんなことから仲間の宇宙船に乗り遅れた彼は一人地球に取り残されてしまった。10才のエリオット(ヘンリー・トーマス)はある夜、庭でなんとも奇妙な外見をしたそのE.T.と遭遇する。ふたりはテレパシーで心を通わすことができた。でも、E.T.を見たとエリオットが家族に言っても誰も信じてくれない。その一方でNASAの科学者が逃げ遅れたE.T.を探していた。そして、彼はついに発見され収容されてしまう。それを知ったエリオットは、E.T.をもとの星に返してあげようと必死の努力をする。
『E.T. 20周年アニバーサリー特別版』を観ました@午前十時の映画祭。これは2002年に公開20周年を記念して再上映されたバージョンです。わたし、実は映画館で観るのって初めてで。オリジナル版も観てません(子供過ぎたから?)。
以下、ネタバレあり。
言わずもがなの名作です。スクリーンで観られてほんとによかった。あの映像、あの音楽、いったい初めて観たのはいつかも覚えてないけど、目と耳が記憶に刻んでました。
最初はなんだか気持ち悪いE.T.も、時間が経つにつれどんどんいとおしく見えてくるから不思議。あーもう、そんなに冷蔵庫の中身散らかして!ダメじゃないのE.T.!って叱りたくなる。
一番好きなシーンは、クロゼットの中でE.T.がぬいぐるみのフリしてるところ。あんな奇妙なぬいぐるみがいたら、普通気づくって、ママ(笑)。
E.T.がしゃべり始めたころ、ずっと「E.T.、おうち帰る」って言ってるんだと思ってたけど、「E.T. Phone Home(おうちに電話したい)」だったのね!どこでどう間違ったんだか。
それにしても、泣けた泣けた、びっくりするほど泣けちゃったね。E.T.とエリオット、それを取り巻く大人たち、最初はケンカばっかりなのに協力し合う兄弟。もうドリュー・バリモアが殺人的なかわいさで。その後の人生を知っているが故に、なぜあんなことに、みたいな(笑)。
バスルームのシーンが追加されていたり、宇宙局(?)の人たちが持っていた銃がトランシーバーに替えられていたりと、オリジナル版とはちょっとだけ違う部分もあるみたいだけど、話の筋が変わったわけではありません。あの時のまま、E.T.は自分の星へと帰って行きます。
ちょうどこの映画を観た翌日から、地球ではスーパームーンが始まりました。それに引きずられるかのように、なんとわたしの隣りと真後ろの席に友人が座っていて、一同びっくり。示し合わせたわけでもないのに、まさかの同じ日同じ時間の至近距離。映画好きって、考えること同じなのかも。
ということで、☆9つ。
子供目線のローアングルで撮られているのも、たぶんワクワク感を増している要素だね。