鉄道員

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鉄道員
『鉄道員』

あらすじ

鉄道機関士のアンドレア(ピエトロ・ジェルミ)は、厳格な父親であった。長男マルチェロや長女ジュリアはそんな父を敬遠し、幼い末っ子サンドロ(エドアルド・ネヴォラ)だけがアンドレアを尊敬し、誇りに感じていた。そんな家族を支えているのは、寛容で慈愛に満ちた母サーラ(ルイザ・デラ・ノーチェ)の存在であった。ある日、アンドレアの運転する列車に青年が飛び込み自殺をしてしまう。そのショックで信号無視を犯し、アンドレアは降格。組合も彼には厳しく、彼は酒におぼれ、周囲からも次第に孤立していく・・・。

鉄道員

「鉄道員」を観ました@午前十時の映画祭。「ぽっぽや」じゃないよ。1956年のイタリア映画です。

以下、ネタバレあり。

なぜだか2部構成でした。別に間に休憩があったわけではないのに。

先に言っておきます。ラスト20分くらい、寝ました・・・。もうわたし、ほんとにモノクロ映画がダメみたいで。肝心なところでいつも記憶が途切れるのです・・・。泣ける映画らしいのですが、終わる30秒くらい前に目覚めました。ほんとにごめんなさい。こんなんばっかりで、ちゃんと映画観たって言っていいものなのでしょうか。怒られそう。

第2次世界大戦後のイタリアに生きる庶民の人生の歓びや哀しみを、ある一人の初老の鉄道機関士の姿を通して描いた、映画史に残る感動作(なんだって)。とにかく厳格な父に対して反発する長女と長男。長女はできちゃった結婚してるんだけど、夫婦仲はあんまりよろしくない。長男は博打で借金を作り、借金取りが家まで取り立てに来るありさま。だけど末っ子のサンドロは父を尊敬し、父もまた末っ子なだけにかわいがっている。

そんな冷えた家庭の潤滑油である母・サーラ。お母さんはやっぱり優しい存在じゃないとね。

仕事でミスをした父は、一線を外され徐々に会社での居場所を失っていく。酒に溺れ、家にも帰らなくなる(この辺から記憶あいまい)。でもラストシーンではみんな陽気に歌って踊ってたから、なんとかうまくいったんだろうなー(っておい)。たぶん、強がって意地を張っていたことに気がついて、ちょっとだけまろやかな人間になれたんだと思う。

厳格なお父さん、なにもイタリアに限ったことじゃなくて、日本にも「頑固オヤジ」って呼ばれる人、たくさんいる。なんであんなに威張り散らすんだろうね。一家の大黒柱として厳しくしなきゃってのはわからなくもないけど。確かに子供にナメられたら、父親としての威厳がなくなる。だからって、まともに話を聞こうともしないってのはどうかと。もっとうまく折り合いをつける方法って、いくらでもあると思うんだよなー。

うちもそんなような父だったので、長女の気持ちがなんとなくわかる。わたしはまだ結婚してませんけどね。

ということで、☆3つ。
ごめんなさい、機会があったらもう1回観ます・・・・。

午前十時の映画祭 29/50本

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