『ONE PIECE FILM Z』
あらすじ
偉大なる航路の後半の海、新世界のとある島。NEO海軍を自称する元海軍大将・ゼットらは巨大なエネルギーを持つ鉱物、ダイナ岩を盗み、その破壊力で全海賊抹殺を企てていた。一方、新世界を航海中のルフィたち麦わらの一味のもとに、右腕に大型の武器を装着し、けがを負ったゼットが現れ、ルフィたちは介抱する。しかし目覚めたゼットはルフィたちに襲い掛かり・・・。
これの公開前にテレビで「ONE PIECE エピソード・オブ・ルフィ」ってのをやってました。第千巻にはこの話の内容に触れる部分もあるので、できたら観ておいたほうがいいかも。話自体はつながってないので、観てなくても「Z」の内容はわかります。
わたし、前作の「STRONG WORLD」があんまり好きではなくて。ルフィが銃持っちゃダメでしょ。原作者の尾田っちがなにからなにまで関わった映画ってことで、それが余計なことしちゃったんじゃないかと。やっぱり映画は映画を作る人に任せておけばいいと思うのですよー。
その点「Z」は脚本が鈴木おさむなので、ストーリーは面白かったです。風呂嫌いのルフィやゾロの入浴シーンなんかもあったりして。
個人的なツボは、火山灰をかぶったチョッパーが「なんか顔が気持ち悪ぃなー」ってゴシゴシするところ。かわゆす!!!そしてそれを見たロビンが「一緒にお風呂入りましょ」って言って、それを聞いたブルックが「わたくしも顔が気持ち悪いんですー!」って言った後「顔が気持ち悪い・・・」って自爆するところ。そんなことないよ!ブルックかっこいいよ!!!と言ってあげたかった(ヨホホホホ)。
映画版では初の新世界編ってことですが、原作とはまた違った世界が描かれています(パラレルワールドね)。オープニングの曲がかっこよかったなー。エンディングはアヴリル・ラヴィーンです(なんで?)。
今までもそうなんだけど、このシリーズ、絵の手抜きがひどくないですか?背景とかはよく描き込まれてると思うけど、ちょっと引きの人間たちの顔とか超テキトー(笑)。
ゲスト声優もがんばってたと思います。篠原涼子は若干「?」ってなるシーンもあったけど、香川照之はすごい。最初誰がやってるのか全然わかんなかった。普通声優さんじゃない人の演技ってすぐわかるもの。カトパンはあのまんまカトパン(それがちょっと興醒め)、佐々木希はほぼセリフなしなので特に気にならず。
ほとんど戦闘シーンなので、男の子はこういうの好きなんだろうねー。わたしみたいに「チョッパー好き!」とかいう人には、やっぱりチョッパー+をオススメいたします(笑)。
でもでも、海賊ってロマンがあってやっぱり好きだわ。わたしの海賊好きの原点は「パイレーツ・オブ・カリビアン」ですけど。
これは1回映画館で観れば十分でしょう。リピート特典とかあったっけ?
あと、ちょっと伏線張った感じがする・・・。あの七武海って、結局誰?
ということで、☆3つ。
誰か教えて欲しいんだけど、ゾロの目はどうしちゃったの?原作でも理由に触れてないよね?