オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン

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オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン
『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』

あらすじ

19世紀中期のパリ、オペラ座。そこでは奇妙な事件が人々を恐れさせ、オペラ座の地下に住む
“オペラ座の怪人(ラミン・カリムルー)”の仕業だとうわさされていた。そんな怪人は、コーラスガールのクリスティーヌ(シエラ・ボーゲス)に思いを寄せ、毎晩“音楽の天使”と称して
彼女に歌の訓練をするようになる。しかし、クリスティーヌがラウル子爵(ヘイドリー・フレイザー)と恋仲になり・・・。

オペラ座の怪人

2011年わたしのベストムービー、「オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン」の試写にお呼ばれしました。これ、通常上映は行われていますが、Blu-ray発売記念ということでそれの試写会。

はぁ、今思い出してもため息が出ます。傑作。もう1回観に行っちゃったし。

わたし、14年前にロンドンのHer Majesties Theatreというところでこのミュージカルを観たことがあります。通っていた語学学校のエクスカーションで、ロンドンにミュージカルを観に行くっていうのがあって。それがわたしの本格的なミュージカルデビューでした。そこに生のオーケストラがいることすら知らなかった。もちろん字幕なんてないし、なにを歌ってしゃべってるのかなんてほとんどわからなかったけど、とにかく感動しまくりで、どうにかしてこの感動を誰かに伝えたいと思って劇場でポストカードを買って、その場でしたためて日本に送りつけたくらい(笑)。とにかく好きで好きでたまらない作品です。

だから何年か前に映画化されたときも観に行かなかった。わたしはあのミュージカルが好きなのです。

実を言えば、この映画も観に行くつもりはありませんでした。正確には映画ではない(25周年記念公演を全世界で生中継したものに日本語字幕をつけたもの)し、いくらミュージカルとはいえ、それをスクリーンで観たところで感動なんてできないと思っていたから。でもいろんなレビューサイトを見ても評価は満点だし、やっぱり観た方がいいのかなぁ、とは感じてた。

そしたら、今度Blu-rayが発売されることになって、それの発売記念で試写会が行われることになり、運よくわたしが呼んでもらえた、という次第です。

もう、ほんっとに観てよかった。観なかったら後悔してたかも。

この公演が行われたのはロイヤル・アルバート・ホールという場所で、常設のHer Majestiesとは舞台の規模が違う。シアター全体は楕円形で、パリのオペラ座そのものに近い。観客も舞台装置の一部のようになっている。カメラでキャストの顔がクローズアップされているので、むしろシアターで観るより臨場感がアップしてる。あの有名なシャンデリアは、なんと落ちて来ずに上空で爆発しました。びっくり。わたしは1幕の終わりでうわーん!と落ちてくるシャンデリアの方が好きだったりもするのですが。

とにかくファントムが切なくて切なくて。あんな顔に生まれてきたのは自分のせいじゃないのに。一生身を隠して生きていかなければいけない彼は、コーラスガールのクリスティーヌに恋をする。叶わない恋。だけど思いは募り、ついにはクリスティーヌを誘拐してしまう。

あああ、もう涙なくしては観られません。泣けたよ。感動し過ぎて終わった後、席立てなかったもん。

ただ、字幕が劇団四季で歌われているものをそのまま当てているみたいで、ちょっと歌と合ってなかったのが残念。もう少し情報を増やしたほうが理解しやすかったんじゃないかなと思います。

本編終了後、カーテンコールの場面もこの映画に含まれています。なんと歴代のファントムを演じた人たちがご登場するのです。

オペラ座の怪人
左より、Anthony Warlow(オーストラリア初演の怪人)
ジリアン・リン(振付)
John Own-Jones(現在のロンドン公演の怪人)
サラ・ブライトマン(ロンドン初演のクリスティーヌ)
アンドリュー・ロイド=ウェバー(作曲家)
マイケル・クロフォード(ロンドン初演の怪人)
シエラ・ボーゲス(25周年公演のクリスティーヌ)
ラミーン・カリムルー(25周年公演の怪人)
キャメロン・マッキントッシュ(製作)
コルム・ウィルキンソン(カナダ初演キャストの怪人)
そしてそして、初代クリスティーヌを演じたサラ・ブライトマンが歌ってしまうのです!

オペラ座の怪人

サラ・ブライトマンは、このミュージカルを作ったアンドリュー・ロイド=ウェバーの元奥さん。当時無名だったサラを主演に使うことをゴリ押ししたアンドリュー。結果オーライでした。その後二人は離婚してしまうのだけど、この日の二人もなんだかよそよそしくて微笑ましい(笑)。というか、サラがアンドリューを避けていたっぽく見えたね。

わたし、ロンドンでサントラを買ったのですが、そこに収録されているのがサラ・ブライトマンとマイケル・クロフォード。残念ながらクロフォード氏はもう歌えないみたいだったけど、サラは25年前と同じ歌声を聴かせてくれました。これを観るだけでも価値があると思った。なにもかもが素晴らし過ぎました。

今回は試写会場で観たので、それほど音響がよい環境とは言えなかった。だからこそ、「これを映画館でやってほしい!」と映画館の人に訴えてみたのですが、つれない返事。まぁ、いろいろ事情があるのはわからないでもないのですが、音響で売ってる映画館ならやってちょうだい!


予告編、いろいろありますがこれが25周年キャスト
ファントムといえば、マイケルがファントム役をやりたがっていたのだとか。あの声で「Music of the Night」とか歌われたら、もう憤死ですよ。


でもね、体力的にも声量的にも無理だったと思います(笑)。あれはよっぽどトレーニングを積んだ人じゃないと、無理。

ということで、☆20個。
歌で人を感動させることって、本当にできるんだなぁって心の底から思いました。またロンドンに公演を観に行きたいな。

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コメント

  1. Mio より:

    1 ■無題
    はなさん、こんにちは!

    吉祥寺にも行ってみましたが、また品川に行く予感がしております。
    感動のあまり(泣き)疲れちゃうんだけどね。。

    私も本場のをナマでみてみたいです。

  2. はな より:

    2 ■◎Mioさん
    どうもどうも。

    わたしもバウスの初日に行ったのですが、
    なんかテンション下がった・・・。
    バウスの音って、あんなものなの?

    というかですね、わたしが最初に観たのはBlu-rayなんですよ。
    フィルムと全然違うんですよ!
    なんですかあのエンドロールの間抜けさは。
    バックでキャーキャー歓声上がってるのに、
    字だけズラズラ流してどうする!!!
    あそこにこそ感動のシーンがあるというのに。

    音だって、試写会場のBlu-rayの方が断然よかったよ。

    品川もきっと同じだよね?

    これはもう、aスタBlu-ray上映を切に願うしかない。
    http://ameblo.jp/flower51/

  3. マッチ棒 より:

    3 ■無題
    こんにちは!
    今日雪の中映画館に出向き観てきました!
    いやー、よかったです。
    いつもは前半の方が好きなのですが、今回はマスカレード以降の後半の盛り上がりに鳥肌が。
    涙が出るとは予想外でした。
    伝説のマイケルクロフォードの声が聞けなかったことだけが心残りです★

  4. はな より:

    4 ■◎マッチ棒さん
    コメントありがとうございます。

    いいですよねぇ、ファントム!
    家でBlu-rayを繰り返し観ています。

    わたしもマスカレード大好きです。
    泣けますよねぇ。

    わたしが持っているサントラはクロフォード版なのですが、
    声は次期ファントム(カーテンコールで右端にいたファントム)の声に似ていますよ。
    http://ameblo.jp/flower51/

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