カリフォルニア・ダウン

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カリフォルニア・ダウン
カリフォルニア・ダウン

あらすじ

ロサンジェルスの消防局で救難ヘリのパイロットとして活躍するレイ・ゲインズ(ドウェイン・ジョンソン=ロック様)。仕事に追われるあまり家族を顧みず、いまや妻エマ(カーラ・グギーノ)との関係はすっかり冷え切ってしまっていた。そんなある日、ネバダ州で大地震が発生、レイも救助活動へと向かう。ところが今度は、カリフォルニア州を縦断する巨大なサンアンドレアス断層が動き、巨大地震が一帯を襲う。ちょうどLA上空を飛行中だったレイは、高層ビルに取り残されたエマを電話で屋上へと誘導し、間一髪で助け出す。さらに、最愛の娘ブレイク(アレクサンドラ・ダダリオ)を救出するため、サンフランシスコへと急行するレイだったが…。

カリフォルニア・ダウン

これ、一度は公開中止になったいわくつきの映画です(理由は不明)。

レイには娘が2人いて、そのうち一人を川でラフティングしている時に事故で亡くしてしまう。自分自身は言ってみれば救難のプロなのに、目の前の娘を助けられなかったことをずっと後悔し、そのせいで妻のエマとの仲もうまくいかなくなり別居中。エマはビルをいくつも持っている大富豪のダニエルと交際中で、レイとの離婚が成立すればその人と結婚するつもりらしい。

そんな時に巨大地震が起きて、調子の悪いヘリを修理工場へ運ぶためにLA上空を飛行中だったレイは職務そっちのけでエマの救出に向かってしまいます(笑)。もう一人の娘のブレイクはと言いますと、ダニエルの所有するビルにいた時に被災。しかもダニエルはブレイクを置いて一人でとっとと逃げてしまうのです・・・。

ブレイクはさすがレイ(っていうかロック様)の娘、いろんな知識を備えていて、なんとかして自分の身を守ろうとします。あのね、災害時にケータイが繋がらなくなったときは電話屋さんに行くといいらしい。アナログ回線が生きてるから(でもアナログもほとんど死んだよね、3.11)。

あの大地震を経験したわたしたちからすると、おいおいそりゃないでしょっていうツッコミばっかり入ります。めちゃくちゃ揺れてるのに走って逃げたり(あの時わたしは恐怖のあまり足がすくんで動けなかった記憶)、津波が来るってわかってるのにわざわざゴムボートみたいなので海へ繰り出して、高さ30mはあろうかという大波をそのゴムボートみたいなやつで垂直に登っていったりwwwwww(そもそも大陸のプレートが動いた地震なんだから津波来るのか?)

それにロック様がついてるんだから助からないわけがないみたいな安心感(笑)。そう思うと、どうしてラフティングの時にもう一人の娘を助けられなかったんだよロック様。

巨大なフーバーダムが壊れたり大波が来たりするシーン(ゴールデン・ゲート・ブリッジが飲まれてた)は確かに迫力があったけれども、わたしにしてみればナオミ・ワッツの『インポッシブル』の津波の方がよっぽど怖かったけどね。

観終わってから、友達と顔を見合わせて思わず笑ってしまった。「いやいや、なかなか面白いね」って。いろんな意味で。彼女曰く、「現実はあんなもんじゃない。なぜなら津波にのまれた遺体が1つも映っていなかったから。」と。確かに亡くなった人たちの姿ってほとんど出てこなかった。

いったんは公開中止(延期じゃなくて中止のはず。前売り券も払い戻されてたし)になったもののやっぱり公開したのには、なにか意味があるのかなあ。日本だけじゃなくて世界的なことだったみたいだし。

ということで、/5
原題の”San Aandreas”の意味は、この映画の中で動いた「サンアンドレアス断層」です。

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