2021年映画総評

2021年、いろいろあったような何もなかったような年でした。1年ってほんとあっという間。

てなわけで2021年に観た映画一覧です。観たのは11本18回。んー、思ったより少なかった。

『新感染半島』って今年だったっけ。2年くらい前な感覚。

とりあえず10本以上観たのでベスト10やってみましょうか。ベスト5でいいか。

1位　映画Endless SHOCK
2位　007／ノー・タイム・トゥ・ダイ
3位　名探偵コナン　緋色の弾丸
4位　劇場版 ルパンの娘
5位　ワイルド・スピード／ジェットブレイク

『Endless SHOCK』は毎年帝国劇場に観に行っているミュージカルです。2020年はチケットは持っていたものの公演自体が中止で行けず。今年はそのスピンオフ作品「Endless SHOCK Eternal」という形で帰ってきたのでそれを観に行きました。この映画版のEndless SHOCKは2020年に公演が中止になった後、観客がまったくいない状態で普段と同じように演技した舞台を撮影したものを映画館で上映した作品です。なのでやってる内容は劇場で観るものとまったく同じ。同じどころか演者の顔がアップになったり普段俯瞰で見られないようなシーンが見られたり、なにより主人公コウイチがフライングするシーンではコウイチ目線のカメラワークだったりと、実はこっちの方が楽しめるんじゃないかっていう内容です。

最初は2週間限定上映だったのがTOHOシネマズ日比谷だけ2か月に伸びました。その頃わたしもほぼほぼテレワークであまり家から出られず、結局観たのは8回。多いと思うかもしれないけど、舞台の4分の1のお値段で観られるんだからほんとはもっともっと行きたかった。

ちょうど同じ時期に帝国劇場でEternalが上演されていて、その千秋楽と日比谷での上映の最終日が同じで、わたしは映画の方を観に行きました。帝国劇場とTOHOシネマズ日比谷ってすごく近いんだけど、千秋楽と最終上映が同時刻に始まるという映画館の粋な計らい（だったと思いたい）で、映画館の方もかなり熱気ムンムン。舞台を観ている時と同じタイミングで拍手も起き、終映後もずっと拍手が鳴りやみませんでした。すでにBlu-rayも発売されたけど、再上映してくれないかなあと思っています。

コウイチの相手役であるリカを演じる女優さんはほぼ毎年変わるのですが、9年前のリカを演じていたのが神田沙也加ちゃんでした。当時リカ役が彼女に決まったと聞いて「今年のリカは神田沙也加なんだってよ！！！」と会社の人に愚痴った記憶があります。まだそこまでミュージカル女優として知名度があったわけでもないし、やはり親の七光りのイメージが強かった頃でした。でも実際に舞台を観た後「神田沙也加めっちゃよかったよ！！！」とまた会社の人に興奮気味に話した記憶もあります。歴代リカ役は有名な女優が演じたこともあれば、今となっては顔も名前も思い出せない人や、「お前二度とオファー受けんじゃねえぞ」と思う人もいましたが、沙也加ちゃんは再演してほしいと思える数少ない女優さんでした。本当に残念でなりません。

映画と関係ないことを語ってしまった。

2位の007、ダニエル・クレイグがジェーズム・ボンドを演じる最後の作品。集大成にふさわしい話のしまい方でした。007を観て泣いたのは初めてです。泣くっていうかもう嗚咽。あまりに辛くて2回目を観に行く気分になれませんでした。でもまた観たい。複雑な気持ち。

3位のコナンくんは話が壮大過ぎてもうなんだかすごかった。「お願いリニア止まってぇぇぇぇぇ～～～～～～！！！！！」って心の中で大絶叫。これはぜひ劇場で見るべき作品です。

4位のルパンの娘は連ドラからずっと観ていて、とにかく荒唐無稽でくだらない話で映画化が決まった時も「誰が観に行くんだよ…」と思いましたがそんなわたしが観に行きました（ｷﾘｯ。お気楽に笑うために観に行ったはずが、まさかのこちらも泣かされるっていう。しかも同じく嗚咽（笑）。いい意味で思いっきり裏切られた作品です。深キョンかわいい。

5位のワイスピはもう宇宙に行っちゃいましたからね。あの珍コンビ最高だよ。あと2作で終わっちゃうなんて悲しすぎる。

新感染半島は前作が好きすぎてやっぱりそれを超えられなかったかなあ。面白かったけど。子役の女の子がまた泣かせるんですよ（泣いてばっかじゃないか）。

ネバー・エンディング・ストーリーを劇場で観られたのも大収穫。冒頭に流れるリマールの「ネバー・エンディング・ストーリー」に鳥肌が立ちました。大好きなのあの曲。

オアシス:ネブワースはわたしの青春の1ページでもあるイギリスの伝説的（お騒がせ）バンド、オアシスのネブワース公演を追ったドキュメント。序盤はあんまりおもしろくないんだけどコンサートが始まってからはもう大興奮で思わず一緒に口ずさんでしまった。

一番つまんなかったのはイン・ザ・ハイツ。これは先ほどのEndless SHOCKにも名前が出てくるミュージカルで、それが映画になると知ってものすごく楽しみにしていたのですが、ミュージカルじゃなかったら30分で終わるような話の内容だった。途中寝たな、確か。

そんなこんなで今年もあまり映画を観られませんでしたが、公開延期になっていた映画も来年続々と公開されるはずなので、もう少し劇場に足を運んでみようかなとは思っています。でも家でネット配信観る方が楽なんだよな～…。