『ドクター・ストレンジ』
あらすじ
ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)は、天賦の才能を持つ脳外科医として名をはせていたが、ごう慢さが玉にきずだった。彼は地位も名誉もリッチな生活も手に入れていたが、交通事故によって全てをなくしてしまう。神の手と崇拝された両手の機能を取り戻すため、高額な治療を繰り返すが…。
マーベルファンでもなく、特にカンバーバッチが好きだというわけでもないのに、予告編のすごさにノックアウトされて観に行ってしまいました。
話の流れは置いといて、映像的にすごく面白かったです。ものすごいプロジェクションマッピングを見せられているような感じ。3Dで観たのでなおさらでした。
ドクター・ストレンジ(DOCTOR STRANGE)って名前からもうどこかおかしい(Strange)んだけど、人間性にやや難ありのタイプの人。自分の力を過信してものすごい上から目線。確かに医師としての腕は超一流でそれは誰もが認めている。
地位も名誉もあり、これ以上手に入れるものはないと思われた矢先、交通事故で逆にすべてを失ってしまう。
完全なる自損事故なので誰が悪いわけでもなく(緊急手術の依頼の電話に出ていたっていうのが事故原因なのがちょっとかわいそう)、むしろあんな大事故でよく助かったねっていうくらいの派手なクラッシュ。まあ高級車だからね。その事故で医師の命ともいえる手が使えなくなってしまう。
たぶん自分の技術なら治せるんじゃないかと彼は思ってるはず。だけど自分で自分の手術なんてできるわけもない。懸命なリハビリに励んでも手は元には戻らない。そんな彼のもとに、かつて半身不随だった男が奇蹟的に回復し、今では通常の生活を送っているという話が届く。その男に会いに行ってみると、皮肉なことに自分がかつて手の施しようがないと手術を断った相手だった。
なんとかして回復した理由を聞きだすと、なにやら怪しげなところに修行に行った、みたいなことを言い出すんです。ネパールだかなんだかの山奥まで行ってきたと。とにかく体を元通りにしたいストレンジは、バックパック一つでその山奥へと向かいます。そこでなんやかんやの修行をして、とんでもない力を身につけちゃいました、っていうお話(ざっくり)。
でもさー、普通の人間が修行したくらいであんなパワーを生み出せるものなのかしら?
映画だから、マーベルだから、で片付けられそうですが(笑)。
時空を超えていろんな国を旅したりもするんだけど、その中で出会った動くマントがストレンジの相棒になります。身を守ってくれる護衛みたいな感じで。このマントがなんだかかわいいんだよねえ。性別は絶対女の子だと思う。ストレンジのことが好きなんだきっと。
ストレンジの元カノ(?)のレイチェル・マクアダムスも相変わらずかわいかったなー。ティルダ・スウィントンは完全にコスプレ女優の地位を確立したと思う。
最後にはアベンジャーズにスカウトされて終わるっていうお決まりのパターンです。いったいどこまで増員するのやら。
ということで、
トニー・スタークが引退したら、この人がリーダーになりそう。