神様メール

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神様メール
『神様メール』

あらすじ

世界を創造した神様はブリュッセルのアパートで家族と暮らしていた。神様はパソコンで世界を操り、人々の生活を面白半分に引っかき回して楽しんでいた。10歳の娘エア(ピリ・グロイン)はそんな父に反発し、父のパソコンで全人類にそれぞれの余命を知らせるメールを送信してしまう。そして兄JC(イエス・キリスト)のアドバイスに従い、そのままアパートから家出すると、大混乱の街に繰り出し、6人の使徒を探す旅に出る。こうして、冒険家になりたかった会社員や殺し屋に転身した元保険セールスマン、夫との関係が冷え切った主婦(カトリーヌ・ドヌーヴ)など、悩める人々と巡り会い、小さな奇跡を起こしていくエアだったが…。

神様メール

神様がブリュッセル在住っていう設定だけでもう可笑しい。

世界を創造した偉大なはずの神様は、ブリュッセルの高層アパートに家族と暮らし、下界の人間たちにいたずらを仕掛けてはほくそ笑むという、なんともありがたくない生活をしている。そんな神に何も言えない女神(というにはビジュアルが…)と、娘のエア。エアはある日禁断の部屋に入り、全人類に向けて余命を知らせるメールを送信する。

神様メール
メールを受け取った人間たちは大パニック。それぞれの携帯電話に自分の命の残り時間がカウントダウン表示され、3秒後に死んでしまうもの、余命がいっぱいあるからといって自殺行為を繰り返すもの(死なない)などなど、人生を大きく狂わされるものも。

父の怒りから逃げるため、エアは家出を決意。お兄ちゃんであるJC(ジーザス・クライスト=イエス・キリスト)のアドバイスに従って、洗濯機の中へと入りこむ。そこが下界へ通じる道だったのだ(お兄ちゃん、普段は置き物)。

神様メール
下界に降りたエア。神と女神の間の娘なので、ちょっとした奇跡を起こすことはできる。そして兄に言われた「6人の使徒を探せ」という言葉のとおりに行動し始める。

このエアちゃんがとにかくかわいくて。昔のエル・ファニングみたい。

自分自身の余命がわかったらまずどうしたいか。それは人さまざまで、命がけで何かに挑戦してみようと思ったり、子供の頃の夢をもう一度追いかけてみようと思ったり、自分に本当にふさわしい相手を見つけようと思ったり。で、そのふさわしい相手がゴリラってなんなの(笑)。

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カトリーヌ・ドヌーヴ様、相変わらずきれいな御御足(おみあし)でした。

それにしても、どうしてエアは余命宣告メールを送信しようと思ったのか。そうすることが父への反発になるのだろうか。父親を戒めたかったのなら、何も人間を巻き込むことなくない?もっと違う方法があったと思うんだけど。「人類に余命宣告が届いたらどうなるか」っていうテーマありきで、神様うんぬんっていうのは後付けだったのかなあ?

神様メール
それにブリュッセル発信なので当然フランス語だし、全人類にそれが読めるわけ?とかいらない詮索をしてみたり。まあ神様のパソコンだから、言語はいろいろ勝手に変換されるのかもしれないけどね。ブリュッセルの話しか出てこないから、そもそも本当に全人類に送られてるのかもわからないし(色々考え過ぎだなたぶん)。

あんまり深いこと考えずに楽しむファンタジー映画なのですが、わたしにはちょっと悪趣味に思えてしまったりもしました。

ということで、/5
神様があんな頑固オヤジだったら本当に嫌だわ。

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