シザーハンズ

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シザーハンズ
『シザーハンズ』

あらすじ

エドワード・シザーハンズ(ジョニー・デップ)は、町を見下ろす丘の上に住む発明家の博士によって生み出された人造人間。だが、完成直前に博士が急死してしまった為、彼は両手がハサミのままこの世に残されてしまう。その後、ゴースト屋敷のような丘の上の家で、顔が傷だらけで孤独な日々を送っていた彼の元にある日、化粧品のセールス・ウーマンのペグ(ダイアン・ウィースト)が訪ねて来た。心優しい彼女は、そんな彼の姿に同情し、自分の家に連れて帰る。そうして家の中へ通された彼は、写真に写っているペグの娘キム(ウィノナ・ライダー)に心奪われ、彼女に恋してしまうが・・・。

シザーハンズ

ティム・バートン×ジョニー・デップ記念すべき1作目、「シザーハンズ」を観ました@午前十時の映画祭。スクリーンで観たのは初めてです。

以下、ネタバレあり。

初めてこの映画をビデオで観た時(20年前くらい?)、ジョニーのことを「なんか気持ち悪・・・」と思ったことをお詫び申し上げます。当時は白塗りを見慣れていなかったのさ(笑)。

見た目はお化け、心はピュア。ティム・バートンの頭の中に繰り広げられている世界の典型のようなシザーハンズ。ジャック・スケリントンだってそうだもん。本人は全然悪いことしてると思ってない。みんなを喜ばせたいからやってるだけ。

人造人間って、どういうわけだかたいてい「悪」なイメージがある。だけどシザーハンズは完全な「善」。それを見た目を恐ろしくすることによって、なんとなくバランスが取れているような感じ。あれで普通の手を持ってたら、ピノキオみたい。人間になりきれない、ただのツクリモノ。ピノキオと違うのは、シザーハンズは人間になりがたってはいなかったこと。

その奇抜な格好にしては、割とペグのご近所さんからは受け入れられて、得意のハサミ技で植木の手入れなんかしちゃう。どういうわけだかテレビにまで出演し、その人気は小さなコミュニティに留まることなく広がっていく。一躍ヒーローだ。

シザーハンズ

だけど変なオバサンにそそのかされてしまってから、シザーハンズは「やっかい者」のレッテルを貼られてしまう。持ち上げるだけ持ち上げて、ちょっとおかしなウワサが立ったらすぐに叩き落す。

シザーハンズの心はピュアな人間と同じなので、女の子に恋をする。その子のためになるならと、犯罪にまで手を染める。ボクはそれでいいんだ、キミが喜んでくれさえすれば・・・。このあたりからもう、涙が止まりません。すぐ隣にいる彼女を抱きしめたい。でも絶対にできない。だって、ボクのこの手ではキミに傷をつけてしまうから。
_______________号泣(TT▽TT)ダァー

結局ボクとキミとは住む世界が違うんだ。ボクはこんなところに来ちゃいけなかった。だから本当の家へ帰るよ。でも見てて。クリスマスにはとっておきのプレゼントを贈るから(こんなこと言っちゃいないけど)。そしてシザーハンズは毎年冬になると、彼女の住む町へとプレゼントを降り注ぐ。おわり。えーん。

シザーハンズ

キムたちが住むあのかわいらしい町は、セットではなく実際に人が住んでいる町だそうです(色は塗ったらしい)。撮影中は住民たちにどっか行ってもらって撮ってたんだとか。

シザーハンズを造った博士を演じていたのはヴィンセント・プライス。この名前にピンと来た人、マイケルファンですね。そうです、「Thriller」のラストでけたたましい笑い声をあげているあのおじさんです!

シザーハンズ

確かこの映画が遺作になってしまったんじゃなかったかな。

ウィノナ・ライダーってそんなにかわいくないと思うんだけど。近年は奇行っぷりも目立つし、変な話題になることが多い。あの万引き事件を「彼女なりの役作りだ」と言い放った人がいましたが、役作りで犯罪って意味わかんないですから。

シザーハンズ

1990年、たかだか20年ちょっと前の映画なのに、ものすごく古臭く見えたのはなぜだろう。Blu-rayとかで観てもあんなクオリティなのかな?最初と最後のキムおばあちゃんももうちょっとどうにかならんものか(笑)。声はウィノナ本人?

ということで、☆5つ。
やっぱりジョニーはこういう人間離れしてる役の方が好き、かも。

午前十時の映画祭

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