インフェルノ

『インフェルノ』

あらすじ

記憶喪失状態でフィレンツェの病院で目覚めたロバート・ラングドン教授（トム・ハンクス）は何者かに命を狙われるも、医師のシエナ・ブルックス（フェリシティ・ジョーンズ）の手引きで事なきを得る。やがて二人は、人口増加を危惧する生化学者バートランド・ゾブリスト（ベン・フォスター）が人類の半数を滅ぼすウイルス拡散をたくらんでいることを知る。彼らは邪悪な陰謀を阻止すべく、ゾブリストがダンテの叙事詩「神曲」の「地獄篇」に隠した謎の解明に挑むが…。

ロバート・ラングドンシリーズ第3弾。初めて原作を読まずに観ました。

今までの『ダ・ヴィンチ・コード』や『天使と悪魔』は小説ありきの映画だったけど、これは原作者のダン・ブラウンがトム・ハンクスをラングドン教授に充て書きして執筆したんだって。つまり映画ありきの小説。だからなのか、前2作とはなんかちょっと雰囲気が違ったんだよね。

増えすぎた人口を減らすためにウイルスをバラまいて大量殺人を行うというとんでもないことを思いついた天才学者ゾブリスト（もう名前からしてなんか怖い）。

でもウイルスの時限装置を設置した後、本人は塔から飛び降りて自殺。誰も止め方がわからなくなってしまった。そこで白羽の矢が立ったのが、ご存じいつものラングドン教授。なぜか銃弾を浴びてフィレンツェの病院に運び込まれていた彼は、さらなる刺客から逃げるのを助けてくれた医者のシエナの家に一時避難。そこで身に覚えのないペンライトを発見し、投影してみると映し出されたのはダンテの叙事詩「神曲」のなかの「インフェルノ（地獄篇）」だった。