ジュリエットからの手紙

スポンサーリンク

ジュリエットからの手紙

『ジュリエットからの手紙』

あらすじ

ニューヨーカー誌の調査員ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、婚約者ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とともに旅行でイタリアのヴェローナを訪れる。
だが、料理人のヴィクターは、間もなく開店する自分のレストランのためにワインや食材の仕入れに夢中。
ほったらかしにされたソフィは彼と別行動を取る。
ヴェローナには、『ロミオとジュリエット』のジュリエットの生家と言われる家があり、恋の悩みを綴った
ジュリエット宛ての手紙が、世界中から年5000通も届いていた。

ジュリエットからの手紙

最近はまっているアマンダ・セイフライド(サイフリッド?)ちゃん主演の映画「ジュリエットからの手紙」。
恋する乙女からの絶大な支持を受けてヒット中(笑)。

以下、ネタバレややあり。
とにかくもう、アマンダちゃん観たさに行っちゃったんですけど(笑)。
ガエル・ガルシア・ベルナルが出てるとは知らずにびっくり。ほら、「バベル」で国境越えてどっか行っちゃった人ですよ。
古くは「天国の口、終りの楽園。」で、ちょっとイケないことしてたフリオくん!懐かしい!
とってもかっこよくなってましたねぇ。あぁいう顔、好きです。はい。

ジュリエットからの手紙

ジュリエット宛ての手紙がたくさん貼られた石垣を見ていたソフィは、石の間に挟まった1通の手紙を見つける。
そこには50年前、イギリス人のクレアがイタリア留学中に恋に落ちた男性と愛を貫けなかった苦悩が書かれていた。

ジュリエットからの手紙

ひょんなことからその手紙に返事を書くことになったソフィ。そしてその返事はクレアの元に届けられる。
すると驚いたことに、クレアはイギリスから孫のチャーリーを連れてヴェローナまですっ飛んできてしまう。
そこから始まる、クレアの初恋の人=フランコ探しの旅。

なんとなく話の想像はついてしまうかもしれない。
婚約者からほったらかしにされているのをいいことに、クレアとチャーリーにくっついて旅を始めたソフィ。
名前しかわからないのに、50年も前に会った人を探そうなんて、とうてい無理。
行く先々で同姓同名の違う男ばっかりに遭遇し、がっかりする。と同時に、クレアは安心もしている。

わかるかな。50年という時間の長さ。
いったいフランコはどんな人になってしまったんだろう。もちろん結婚もして、孫もいるかもしれない。

だけど一番肝心なことは、自分にも同じ「50年」という時が流れていったということ。
昔みたいな少女じゃない。すっかりシワだらけのおばあちゃんになっていることを、クレアはちょっと忘れてる。

ジュリエットからの手紙

だから、いざ本物のフランコが見つかっていよいよ会えるとなった時、クレアは逃げ出そうとする。
やっぱり会わない、会いたくないって。

この気持ち、ものすごくよくわかっちゃった。
わたしにはまだ50年の時間は流れていないし、むしろ現在進行形だったりもするけれど、「今日はあの人と会えるかな」ってドキドキして、いざその姿を見つけたらササッと逃げてみたりとか(笑)。
重みは違うけど、たぶん同じような気持ちなんじゃないかな。自信がないっていうかなんていうか。

泣ける泣けるっていう事前情報がとても耳に入っていたので、もうボロボロ号泣状態になるのかと思ったけど、気がついたらふわっと、頬を涙が伝っている感じ。そんなポイントが何回かありました。

恋愛って、いろんなこと想像しちゃって、小さなことに一喜一憂する。
昨日は心が満たされて幸せでも、今日にはささいなことで心がかき乱される。
毎日が幸せだったら、幸せなことに気がつけなくなって、幸せなくせに「不幸かも」って思い始める。
ちょっとした刺激が欲しくなって、わざと不幸を求めてみたりもする。

大切なのは、自分の気持ちに素直になること。
会いたいんだったら会いに行けばいい。いくつになっても恋したっていい。
伝えたい気持ちがあるのなら、きちんと伝えないと相手にはわからない。

いろんなことを教えてくれた映画でした。

ちなみに原題は「LETTERS TO JULIET」。そう、邦題と真逆。
でも、あえて「ジュリエットからの手紙」としたことで、日本人の感覚には合っていると思った。
このタイトルをつけた人、素晴らしいね。

ということで、☆4.5。
イタリア行きたくなるよね、こういうの観ると。わたしもジュリエットに手紙書きたいもん。

ジュリエットからの手紙
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


FXを学ぶ