『LOOPER/ルーパー』
あらすじ
未来からタイムマシンで送られてきた標的を消す、“ルーパー”と呼ばれる殺し屋のジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。ある日、ジョーのもとへ送られてきたのは、何と30年後の自分(ブルース・ウィリス)だった。ジョーは、未来の自分の殺害をためらい逃がしてしまうが、その後未来の自分から、やって来た理由を明かされ・・・。
人間の考える未来とは面白いもので、2040年代にはタイムマシンができているそうだよ。そのさらに30年後には、その時代では殺せない厄介ものを過去(=2040年代)にタイムマシンで飛ばして、そこで処理させるっていうビジネスができあがっているんだって。すごいね。
で、その厄介ものを殺す「ルーパー」という仕事をしている人たちは、ルーパーを辞める時、30年後から送られてくる自分自身を殺さなければならない、というルールがある。つまり、寿命があと30年ってこと。これって、30年経たずに死んじゃった場合はどうなんだろうね?もしくは80歳くらいのルーパーだったとしたら(笑)。
タイムトリップものって、いろんなところで矛盾が生じて来るんだよ。それ気にしてちゃダメなのかもしれないけど。過去を変えてしまうってことは、その先起こるはずであろうことが起こらなくなってしまったりするし、自分だけの問題ならいいけど、自分と関わった人たちの未来までも変えてしまうことになる。
30年後からやってきた未来のジョーは、現在のジョーと関わってしまう。これって一番の矛盾なわけで。そういうこと考え始めたら、俄然つまらなく思えてきてしまった・・・。
最初はすごく面白い設定だなーって思って観てたんだけど、どこからおかしくなったのかなぁ。たぶん、30年後のジョーがこの時代に何しに来たかを説明したあたり、かな。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットは特殊メイクでブルース・ウィリスの若い頃に似せていて、前評判も「そっくり!」って聞いてたので期待してたんだけど、わたしにはジョン・トラボルタの若い頃にしか見えなかったよ。
似てるっちゃ似てる、か?
うーん・・・。あと、ダミアンみたいな恐ろしい子が出てきます。見た目もダミアンっぽいし。
ということで、☆3つ。
最近ブルース・ウィリスの仕事選びの基準がわからなくなってきました・・・。