『メイズ・ランナー』

あらすじ

そびえ立つ壁や毎晩変化する構造を持つ謎の巨大迷路に月に1度、自分の名前以外何も覚えていないランナーが送り込まれてくる。やがて団結し始めた彼らは迷路の仕組みを調査し脱出法を見いだそうとするが、迷路の扉が閉まる夜までに帰還しないと命の保証はない。生き残りを懸け巨大迷路に隠された謎を解き明かそうとするランナーたちの運命は…。

最近、最初からシリーズ化が決まってる映画って多いじゃないですか。だいたい3部作とか。原作ものによくありがちな。この映画もそうです。3部作の予定。

だから『ハンガーゲーム（観てない）』とかみたいなティーン向けの冒険映画だと思っていて、お金払ってまで観るものではないのかなーと思って試写に行きました。これが思いっきり予想を裏切られまして。

メイズ・ランナー、面白いです！！！

巨大迷路に送り込まれてくるのは少年ばかりで、みな以前の記憶がない。なぜ送り込まれてきたのか疑問に思うヒマもなく、そこでの生活に順応していかなければならない。わたしとしては「もうちょっと疑問持った方がいいんじゃないのー？」って思うくらい、あっけなく自分の境遇を受け入れてるのがちょっと腑に落ちなかった。

その場から逃げだしたくても、目の前には巨大迷路が立ちはだかる。どうやらその迷路を抜けた先に出口があるらしいということで、「ランナー」と呼ばれる足の速い精鋭たちが何度も探索に出かけるんだけど、いまだに手がかりなし。

そんな暮らしの中、女性が送られてきたことで状況が一変。しかも迷路の中から気持ち悪い変な怪物みたいなのがいっぱい飛び出してきちゃって、これはいよいよ迷路を抜けなければ生き延びることができないと判断し、主人公たちは決死の覚悟で迷路に向かっていく。

これね、ちょっとネタバレしますと、3部作かけて迷路から脱出する話ではありません。今作の中で迷路からは抜け出します。じゃあさ、『メイズ・ランナー2』とかいうタイトルじゃやっていけないんじゃないのかしら、と思うのね。もう迷路（＝メイズ）を走る必要はないんだから。それとも新たなメイズが出現するとかそういうこと？

試写には制服着た高校生とかもたくさん来ていて、やっぱりメインターゲットはその年代なんだと思うけど、大人でも十分楽しめる内容でした。役者たちはみんなほぼ無名でも、何年後かにはスターになってる子がいるかもしれない。その時に「あー、あの『メイズ・ランナー』のあの子ね！」って言いたい自分がいます。

ということで、/5
続編はいつやるのかなー。こういうのは3Dで観ても面白いと思うよ。