世界にひとつのプレイブック

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世界にひとつのプレイブック
『世界にひとつのプレイブック』

あらすじ

妻が浮気したことで心のバランスを保てなくなり、仕事も家庭も全て失ってしまったパット(ブラッドリー・クーパー)は、近くに住んでいるティファニー(ジェニファー・ローレンス)と出会う。その型破りな行動と発言に戸惑うパットだったが、彼女も事故によって夫を亡くしており、その傷を癒やせないでいた。人生の希望を取り戻すためダンスコンテストに出ることを決めたティファニーは、半ば強制的にパットをパートナーに指名する。

世界にひとつのプレイブック

本年度アカデミー賞主演女優賞受賞作品「世界にひとつのプレイブック」を観てきました。いやー、作品賞も獲って欲しかったけど、実際観たら「獲らなくてよかった・・・」と思ってしまった。

観終わった後の率直な感想として、「こういう映画が作品賞にノミネートされちゃうわけ?」と思いました。んー、期待し過ぎたのかも?つまらなかったわけじゃなくて、作品賞に値するかどうかっていう部分での期待過剰。

世界にひとつのプレイブック
ブラッドリーかっこいい!

ノミネートされようがされまいが、ブラッドリー好きなわたしは観に行ったと思う。でも、ノミネートされて初めて知って観に行く人もいると思う。だってこれ、31年ぶりに全演技賞(主演俳優・主演女優・助演俳優・助演女優)にノミネートされた作品なんです。実際に受賞したのは主演女優賞のジェニファー・ローレンスだけだけど(授賞式でコケちゃった人)。彼女、まだ22歳だそうですよ。なんかすごい貫禄だった。

世界にひとつのプレイブック
授賞式と雰囲気が違うのは、髪の毛が黒いせいです

妻の浮気現場に遭遇してしまったパットは、精神のバランスを崩してしまう。若干その前からそんな要素はあったっぽい。躁うつ病で8ヶ月間精神病院に入院するも、母親の働きかけで退院。でもやっぱりまだあぶなっかしい。夜中に「ふざけんなヘミングウェイ!」って叫びだしたり(笑)、結婚式の時にかけた曲を偶然耳にしただけで暴れたり(スティービ-・ワンダーの”My Cherie Amour”)。まあねー、愛する人が目の前で浮気してたんだもん、そりゃショック受けるよ。そのせいだかなんだか知らないけど、ダイエットのためにジョギングする時は黒いポリ袋かぶって走ってるの(大爆笑)。

世界にひとつのプレイブック
それでもブラッドリーかっこいい!!!

方やティファニーは夫が事故死してしまい(警官だった?)、その反動で職場の男性11人全員と体の関係を持ってしまう。彼女はパットの妻の友人の妹で、その友人が開いた食事会でパットと出会う。二人して服用歴のある薬について議論したりして、いい感じで打ち解けそうだったんだけど、そうもいかない。お互いに傷つけ傷つき合う言葉を吐き、謝りたくても謝ることができない。

で、唐突にダンスコンテストですよ。おいおい。そうきたか。

結果がどうなるかは、観ていただくとして。

パットの父親役のロバート・デ・ニーロがもう、渋くて渋くて。それでいて、どうしようもないダメ親父っぷり。その存在感で、映画がピリリと引き締まってるような感じ。

世界にひとつのプレイブック

あとね、邦題をもうちょっとなんとかしたらよかったんじゃないかと。「プレイブック」って、意味わかんないでしょ。「脚本」とか「作戦」とかそんなような意味なんだけど。全然ストーリーをイメージできないというか・・・。

笑えるところもあるし、ラストはニヤニヤしてしまうくらいなんだけど、全体的な印象ってすごく薄い。「こんなシーンあったよね」って言われても、「え、あったっけ?」って言っちゃいそうなほど、薄い。

それでも、自分に自身がない人、勇気が持てない人、何かを変えたいと思っている人には、観て欲しい映画かも。

ということで、☆3.5。
ブラッドリーはいつもに比べて太ってるんだけど、劇中では「パットものすごく痩せたね!」って言われてて・・・。じゃあ痩せる前のパットってどんだけ太ってた設定なんだって話(残念ながらその姿は出てこない)。

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