「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」の試写会に行ってきました。場所はワーナー・ブラザーズ映画試写室。今まで数え切れないほどの試写会に行ってきたけど、映画配給会社の試写室での試写会は初めて。座席数は60くらいのこじんまりした試写室だけど、シートもなかなかいい感じで、前との段差がかなりあるのでとても観やすい。今回招待されたのは女性のみ、しかもブロガー限定ってことで、ペアでご招待だったけど1人で参加している人もけっこういた。
『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』
あらすじ
19世紀のロンドン。フリート街で理髪店を営んでいたベンジャミン・バーカー(ジョニー・デップ)は、ある日突然すべての幸せを奪われる。彼を妬む悪徳判事ターピンによって仕掛けられた卑劣な罠。無実の罪で監獄へと送られたバーカーは、15年後に脱獄を果たし、“スウィーニー・トッド”と名前を変えてフリート街へ戻ってくる。しかし、そこで聞かされたのは、耳を覆いたくなるような妻と娘の悲惨な運命。フリート街に再び開いた理髪店。商売道具のカミソリを手に、スウィーニー・トッドの復讐が始まる――
2日前に生ジョニーを見たばっかりでいまだ興奮冷めやらぬ私。別件で当選してた試写状を譲った友人は「かなりスプラッター。スクリーンを直視できないシーンがいっぱいあったよ」との感想。いやいや!ジョニーが出てるんですもの、決して目をそむけたりするもんですかっ!!!と意気込んで試写に臨みました。
「この世のものとは思えない美味しいパイを召し上がれ。」
スウィーニーの共犯者となるのは、ミセス・ラベット(ヘレナ・ボナム=カーター)。ロンドンで一番まずいパイ屋を営む彼女が、死体の処理に困ったスウィーニーに持ちかけた悪魔のアイディアとは・・・。
ミセス・ラベットの店のミートパイが、突然おいしくなったのは、なぜ?
とまあ、聞いただけでもおぞましい内容なんですが(爆)、その映像がすごいのなんのって。あたし、いまだに思い出して気持ち悪くなってます・・・・。
友人に聞かされてたからある程度の心構えがあって、いよいよそのシーンの時には
ギャアァァァァ━━━━━━(゚Д゚|||)━━━━━━!!!!!!
なんだけど、復讐が進むにつれて
キモ━━━━━━(´Д`|||)━━━━━━!!!!
ウヒャ━━━━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━━━━ !!!!!
ホゥ━━━━(゚Å゚)(Å゚ )(゚ )( )( ゚)( ゚Å)(゚Å゚)━━━━!!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!
と、楽しむ余裕すら感じられ・・・(笑)。あんまり話しませんが、とにかく何も考えずにどんどん人を殺します、ジョニー。いや、スウィーニー。ずーっと眉間にシワが寄りっぱなしなんだよね。ちょっとシザー・ハンズっぽい。ティム・バートンだからねー。ヘレナはティムの彼女だしねー(関係ない)。でも、二日前に六本木で見たときとはまるで別人。役者ってすごい。
そして、ちょっとだけジャック・スパロウの面影があったりもして・・・。いや、私が無理に面影を探そうとしていただけなのかもしれないけど・・・。おんなじイギリス英語だったからかしら。今にも「Savvy?」って言いそうで(笑)。
あと、ジョニーの歌声が素晴らしい。もともとロックバンドのボーカルだったのを、ニコラス・ケイジが「役者になった方がいい」と薦めたのは有名な話ですが、いやー、そのままバンドでもいけたんじゃないの?妻への愛を歌い上げるところなんて、ほんとしびれます。でも眉間にシワなの(笑)。キャプテンの時もちょろっと歌ってたけどね(「Drink up me hearties, Yo Ho♪」とか)。
悪徳判事のターピンは、「ハリー・ポッター」シリーズでスネイプ先生役をやってるアラン・リックマン。根っからの悪人に見えて仕方ないです。その判事の手下の人は、スキャバーズ役の人かしら?
物語の核心は、ミセス・ラベットが隠している秘密が握っています。とにかくすごい映画だったんだけど、最後はちょっぴり悲しくなったな・・・。人を愛するって、永遠なんだわ、と思って。