ザ・マミー 呪われた砂漠の王女

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『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』

あらすじ

貴重な遺物の横流しに手を染める米軍関係者のニック・モートン(トム・クルーズ)は、激しい戦闘の続く中東で、地中に埋もれていた古代の遺跡を偶然発見する。それは何世紀も昔に、この世への激しい憎しみを抱えたままミイラとなった王女アマネット(ソフィア・ブテラ)の墓だった。さっそく考古学者のジェニー・ハルジー(アナベル・ウォーリス)と棺の調査に乗り出したニックだったが、気づかぬ間に封印されていたアマネットの呪いを解放してしまう。やがて棺をイギリスへと輸送するため一緒に飛行機に乗り込んだニックとジェニーだったが…。

ザ・マミー 呪われた砂漠の王女

ユニバーサル・スタジオの一大プロジェクト「ダーク・ユニバース」第一弾。

「ダーク・ユニバース」とは、1920年頃以降に大ブームとなったハリウッド・モンスター映画たちを1つのシリーズにまとめ上げる歴史的クロスオーバー作品、だそうです。要はマーベルの「アベンジャーズ」、DCの「ジャスティス・リーグ」に対抗した、二番煎じどころじゃないかなり後追いのクロスオーバーシリーズなのです。

わたしはマーベルもDCもそれなりに観てはいますが、前作を網羅しているわけではないので正直話についていけなくなっている部分もあります。でもダーク・ユニバースはこれがスタートなので、ここから全部観ていけば置いていかれることはないわけですね。ちなみにこのシリーズ、現時点では全部で10作品予定されているみたい。

さて、この『ザ・マミー』ですが、1932年公開の『ミイラ再生』っていう映画のリブートらしいです。1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』も『ミイラ再生』のリメイク(観てないけど)。いろいろ設定は変わっているみたいだけど、本筋は一緒なのかしら。

トム・クルーズは相変わらず体を張ったアクションを自らやっていて、ほんと歳取らないなこの人、って驚かされます。でもこの映画の見どころって彼のアクションだけなんだよねー…。遺跡で発見した棺を積んでイギリスへ向かっていた飛行機が、棺に納められている王女のミイラの呪いであわや墜落か、っていうあたりまではアクション映画としてすごくハラハラするんだけど、そこから先の展開がなんかもう単調で途中で飽きちゃったよ。ミイラが復活してからはものすごいB級感。そもそもこういったモンスター映画ってB級扱いらしいんだけどね(ハリウッドの主役級の俳優たちは絶対モンスター映画に出たがらないんだとか。トム・クルーズえ・・・)。

ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
そして物語の重要な役割を担うのが、ラッセル・クロウ演じるヘンリー・ジキル博士。

ザ・マミー 呪われた砂漠の王女
あの「ジキル博士とハイド氏」のジキル博士です。この人を出すために舞台がイギリスになってるのかしら。そして博士が一体どんな秘密を抱えてるのかっていう説明が一切ないので、小説を読んだことがない人には「なんなのこの人」っていう謎しか残らないっていう…。大雑把に言うと二重人格な人なんだけど、ある程度の知識は持って観た方がいいです。持っていても「え、今ジキルって言ったけどまさかあのジキル博士じゃないよね?」と思ってしまったくらいなので。そして今後はこのジキル博士がダーク・ユニバースを回していくらしいです。つまりアベンジャーズのトニー・スターク的ポジション?いやそれにしては小物感が…ごにょごにょ。

とにかく言いたいのは、ユニバーサルやっちゃったなっていうことです(笑)。後追い感丸出しだし、話は暗いしたいして面白くないし、ほんとに10作も作るつもりなの?しかもその中にジョニー・デップの名前もあるんですけど。これ以上ジョニーに変なレッテル貼らないで欲しいの!お願いだから面白い映画作って!!!

(今ちょっと調べたら、すでに「存続の危機」って言われてた…。ほんとにだいじょぶか?)

ということで、
とりあえずジョニーが出てくるまでは観続けるけどね…。

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