スノーピアサー

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スノーピアサー
『スノーピアサー』

あらすじ

2014年、地球温暖化を防止するため78カ国でCW-7と呼ばれる薬品が散布されるが、その結果、地球上は深い雪に覆われ、氷河期が再来してしまう。それから17年後、かろうじて生き延びた人々は「スノーピアサー」と呼ばれる列車の中で暮らし、地球上を移動し続けていた。列車の前方は一握りの上流階級が支配し、贅沢な生活を送る一方、後方車両には貧しい人々がひしめき、厳しい階層社会が形成されていた。そんな中、カーティス(クリス・エヴァンス)と名乗る男が自由を求めて反乱を起こし、前方車両を目指すが・・・。

スノーピアサー

韓国人のポン・ジュノ監督の初英語作品。

この映画の設定を知った時、「地球上で人類が生きていけるのがたった1台の列車だなんて、なんて面白そうなの!」と思い、絶対観に行こうと決めていた映画です。

ポン・ジュノ監督の作品は『母なる証明』しか観たことがなくて、事実を知った時画面に向かって「うそぉ!」と声を上げてしまうほど意表をつく映画でした。

わたし、どこかでこの列車は600両だって聞いたような気がするんだけど、たぶんそんなに長くはなかった。600両もあったら、最後尾から最前列に行くまで途中いろいろあって、1日じゃ無理だと思うし。

前方に行くにつれどんどん生活のレベルが上がって行って、それはまるで車両カースト。でもなんとなく設定が甘い。もともとチケットを持った人じゃないと乗車できなかった列車で、最後尾はいわば無賃乗車なのね。その1両はものすごく劣悪な環境で、配給される食事は真っ黒な羊羹みたいなもの1本だけ。しかもこの羊羹、何からできているかが明らかになった瞬間、吐き気を覚えました(「真っ黒」で察してください)。そんな状況に17年も置かれていたら、そりゃ反乱も起こしたくなるよ。

列車を統率する副大統領的なポジションをティルダ・スウィントンが演じてるんだけど、それがこの写真。

スノーピアサー

誰よこれ(笑)。どこのイヤミだよっていうくらいの出っ歯。本当のご本人はこれだからね。『ナルニア国物語』の白い魔女だからね。

スノーピアサー

女優魂といいますか、よくここまで振り切れた役を演じられたなぁと感心してしまいました。

やはり韓国人監督なので、英語映画とは言えバリバリ韓国語が使われています。日本人もちらっと出てくるんだけど、なんかちっちゃな大仏に向かって祈ってんだよね・・・。日本ってそういうイメージ?

観る前のわたしの期待が大きすぎたのかもしれませんが、ちょっと拍子抜けしたことは否めません。特にラストシーン、あれは希望なのか絶望なのか、誰か教えて欲しい。

ということで、★★★★半/5
氷の世界を走る列車の映像はかっこよかったです。

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