『キングスマン ゴールデン・サークル』
あらすじ
ロンドンの高級テーラーの地下に本部を置く、どの国にも属さないスパイ機関“キングスマン”がある日、サイコパス女ポピー(ジュリアン・ムーア)率いる世界的麻薬組織“ゴールデン・サークル”の攻撃によって壊滅してしまう。残されたのはエグジー(タロン・エガートン)とメカ担当のマーリンのみ。そこで2人はアメリカに渡り、同盟組織“ステイツマン”に協力を求める。するとそこで、死んだはずのハリー(コリン・ファース)とも再会するエグジー。テキーラ(チャニング・テイタム)、ウイスキー、シャンパンらステイツマンのアメリカン・スタイルに戸惑いつつも、ゴールデン・サークルの恐るべき陰謀を阻止すべく決死の戦いに臨むエグジーだったが…。
2015年に公開された映画の続編。
個人的に前作が大嫌いで(笑)続編を見る予定もなかったのですが、試写会が当たったので観に行きました。これがけっこう面白かったんですよね~。
前作同様エグいシーンもいっぱいありますが、威風堂々の音楽に合わせて頭が吹っ飛んでいくみたいなシーンはなかった(でもかなりの人数が死ぬ)。
エグジーは立派に成長して頼れるキングスマンになってました。スーツ姿も様になってる。
前作で頭を撃ち抜かれて死んだはずのハリーが生きていて、なぜかアメリカにいるっていうのはなんかちょっとこじつけっぽかったかなあ。あの状態で一命をとりとめられるはずがないし。でも続編作るならハリーがいないと話にならないし…。
序盤は記憶喪失の憐れなおじさまでした。
そのハリーが匿われているのがステイツマン。チャニング・テイタムとかハル・ベリーとかが出てきます。
でもイマイチこの豪華キャストを生かし切れていなかったような気がしますねー。これって一応イギリス映画なのかしら。ちょっとアメリカをバカにしてるような描写もあって、まあそれはそれで面白かったです。
極めつけはゴールデン・サークルを牛耳ってるサイコパス女のポピー。
ジュリアン・ムーアってこういう役もやるのね!だってヘマした部下を巨大なミンチ機に突っ込んでひき肉にして、揚げ句その肉でハンバーガー作って人に食べさせるってもう…。完全にアウト。アウトアウトアウト。
さらにサプライズ出演なのがエルトン・ジョン。ご本人役で相変わらずどこで売ってんのその服?って聞きたくなるような衣装でピアノ弾いてました。意外とアクションもいけてたかも。けっこう笑っちゃう扱いなのに、観てた人ほぼ無反応だった。みんなエルトン・ジョンって知らないのかしら…。そんなに過去の人じゃないよね?
この映画ってキングスマンが使う小道具が面白かったりするんですよね。武器になる傘とか、盾になるカバンとか。いかにもスパイが使ってそうな感じ。まあミッション・インポッシブルほどではないんだけれど。
『キック・アス』のマシュー・ボーン監督ですから、エグいシーンが多くて当たり前。その耐性がある人は観て楽しめます(←あんまりない人)。
ということで、
また続編ができたら…観に行っちゃうんだろうなあ…。