『トランスフォーマー/最後の騎士王』
あらすじ
地球に秘められたエネルギーを求めて、トランスフォーマーの故郷サイバトロン星が地球に急接近し、衝突まであと12時間と迫っていた。しかも人類の守護神オプティマス・プライムまでもが敵側に堕ち、人類は絶体絶命の危機を迎える。そんな中、オートボットの新たなリーダー、バンブルビー、遥かな昔から秘かに地球で活動していたトランスフォーマーの秘密を守り続けていた謎の英国紳士エドマンド・バートン卿(アンソニー・ホプキンス)、オックスフォード大学の教授ヴィヴィアン(ローラ・ハドック)らとともに、地球の運命をかけた戦いに身を投じていくケイド(マーク・ウォールバーグ)だったが…。
相変わらず爆破大好きなマイケル・ベイ節炸裂映画。
人類を助ける立場だったはずのオートボットに疑念を抱き始めた人間たちがTRF(Transformers Reaction Force)なるものを設立し、今やオートボットvsディセプティコンvsTRFという三つ巴の戦いが繰り広げられている地球。前作のラストでオートボットのリーダー・オプティマスがめっちゃかっこいいセリフを残して宇宙へと旅立ちましたが、そのオプティマスがトランスフォーマーの創造主であるクインテッサに捕まって洗脳されてしまうという悲劇。あの聡明なオプティマスがそんな簡単に引っかかっちゃうものなのかしら?
今作のすごいところは、イギリスの有名な「アーサー王伝説」を絡めてきたところだと思う。あの時代からすでにトランスフォーマーによって地球は守られていた、っていう突拍子もない話になってました(笑)。だからケイドたちはイギリスにも足を延ばすことになります。で、そこで出てきたコグマンっていう小さなトランスフォーマーがかなりいい。
ケイドたちが訪ねて行ったイギリスのお屋敷に勤める執事みたいなロボットで、言ってみればSWのC-3POみたいな役どころかしら。映画が中だるみしそうになってきたところに現れてちょっと引っ掻き回していく感じ。
でもね、ほんとそういうキャラがいないと無理。だってこの映画2時間45分もあったんだもの!長い。長いよマイケル・ベイ。しかもその長さでもやりたいことを全部詰め込めてない感満載だよ。話を端折るからついていけなくなるし、2時間45分のうちの6割は何かしら爆発してたから中身的にはあんまり濃くないし(笑)。
まだまだ続編作っちゃうんだろうなあ、きっと。と思ったら、先日映画館でバンブルビーがスピンオフされるっていう予告が!
ビー、ついに主役になれるのね!頑張れ!
ということで、
この映画、地球が爆発するまで続きそうな気がする。