ゼロ・ダーク・サーティ

スポンサーリンク

ゼロ・ダーク・サーティ
『ゼロ・ダーク・サーティ』

あらすじ

ビンラディンの行方を追うものの、的確な情報を得られずにいる捜索チーム。そこへ、人並み外れた情報収集力と分析力を誇るCIAアナリストのマヤ(ジェシカ・チャスティン)が加わることに。しかし、巨額の予算を投入した捜査は一向に進展せず、世界各国で新たな血が次々と流されていく。そんな中、同僚の一人が自爆テロの犠牲となって命を落としてしまう。それを機に、マヤの中でビンラディン捕獲という職務が狂気じみた執心へと変貌。ついに、彼が身を隠している場所を特定することに成功するが・・・。

ゼロ・ダーク・サーティ

今年度アカデミー賞作品賞と主演女優賞などにノミネートされている「ゼロ・ダーク・サーティ」の試写に行きました。ビンラディン殺害に至るまでのCIAの活動を記録した、実話です。
アメリカ側が捕らえた捕虜の拷問シーンとか、観ていてかなりつらい映像もたくさんあります。でもそんなむごいことされても、絶対口を割らない捕虜。ビンラディンへの忠誠って、そんなにすごいのか。

わたしはあらかじめあらすじを読んでしまっていたので、これから爆発起こるな、とかいうのもわかっちゃってたんだけど、全然知らない人はびっくりして椅子から飛び上がってしまうようなシーンが何度かあります。ラストのビンラディン邸突入シーンも手に汗握ります。暗視メガネっていうの?暗いところでも見えるスコープみたいなやつ。あれ越しの映像になっているので、観客も自分が突入してるような気分になってしまう。

やられたらやり返すっていうのは、結局またやり返されて堂々巡りになってしまうんだけど、わたしたちが思うよりずっと9.11の遺恨は根深いし、その首謀者の息の根を止めるっていうのはCIAの使命みたいなもの。小粒な情報は手に入りつつもなかなか核心へたどり着けず、マヤ始めチームのメンバーは焦りを募らせる。

そんな中、同僚の一人が自爆テロに巻き込まれて犠牲になってしまう。そこでマヤの中の何かが壊れて切れて、また繋がって、狂気じみた執念へと変わっていく。

わたし、マヤを演じたジェシカ・チャスティンが好きでこの映画を観に行ったようなものなんですが、今まで観てきたジェシカからは想像もつかないほどの新境地でした。びっくりした。でも強いんだけど、やっぱりどこか儚さみたいなものは残ってて。意外とハマり役かも。

マヤのモデルとなった人は実在して、これだけの功績を挙げたのに女性だっていうことでCIAでの地位とか扱いとかは低いままらしい・・・・。それもどうなの。

アメリカが作った映画だからアメリカ視線なのはもちろんだけど、あっち側から見たらどう映るんだろう。人を殺すために人は生まれたんじゃないっていうのは、いつになったらわかるんだろう。この世界から戦争がなくなる日は来るんだろうか。

ということで、☆4つ。
ちなみに「ゼロ・ダーク・サーティ」とは、作戦決行時刻の「0:30」のことみたいです。

にほんブログ村 映画ブログ 新作映画・試写会へ

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


FXを学ぶ