草原の椅子

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『草原の椅子』

あらすじ

バツイチサラリーマン遠間憲太郎(佐藤浩市)は、50歳を過ぎて取引先の社長・富樫(西村雅彦)や骨董店オーナーの篠原貴志子(吉瀬美智子)と出会い、互いに友情を深めていく。そんな折、彼らは母親から虐待を受けて心に傷を負ってしまった幼い少年と出会い、その将来を案じる。やがて偶然見た写真に心を動かされた彼らは、世界最後の桃源郷と呼ばれるパキスタンのフンザへと旅立つ。

草原の椅子

先日行われた映画「草原の椅子」の完成披露試写会に行ってきました。上映前にキャストの登壇と、主題歌を担当するGLAYのライヴつき。案の定、GLAYが出てきた時だけキャーキャー言って、ライヴが終わったら出て行く人多数。意味わからない。あなたたちの好きなGLAYが主題歌歌ってんですよ。エンドロールでも流れるんですよ。それなのに映画も観ずに帰るって、失礼極まりないわね。

全体的に笑って泣ける内容です。佐藤浩市が絶妙に面白い。この人、三谷幸喜作品でも大真面目に面白いことやってくれてるので、期待を裏切りません。

大人の友情あり、恋愛あり、挫折あり、いろいろ詰まってますが、これ!っていうハマりどころがなかったかも。無理やり他人の子供を押し付けられて面倒見ちゃうなんて、どこまでお人良しなの遠間さん。「そんなのありえないでしょー」って突っ込みたくなるシーンも多々ありました。写真見て行きたくなって、「よし、フンザ行こう!」って、なかなか難しいと思うよ、パキスタンだし。

でも一番の見所は、やっぱりパキスタンのフンザで撮影された後半部分なんだろうけど、そこにたどり着くまで若干長め。2時間20分っていう上映時間は、正直もうちょっとどうにかならなかったの、って思った。ちょっと寝たもん。フンザはあの「風の谷のナウシカ」の風の谷のモデルとなったとも言われている場所。あんまり気づいてる人いなかったと思うけど、舞台挨拶でキャストが登壇する時流れてたのはナウシカの曲でした。GLAYよりそっちの方がしっくり来てたなぁ・・・。

子供を虐待していた小池栄子が怖い。虐待していたことが怖いんじゃなくて、小池栄子そのものが怖い(笑)。出てくるシーンは2回しかないんだけど、最初の方は誰だかわからないくらい怖い。ノーメイク?次のシーンもだいぶイッちゃってる人で。将来モンスターペアレントだな、みたいな。っていうかそこに無理やり震災を絡ませなくても、っていう最近ありがちなやつでした。これ、「八日目の蝉」と同じ監督さんが撮ってるんだよね。小池さんが「まともな役が欲しい」って言ってましたwww

あと、富樫が関西弁をしゃべるんですが、それがどうもエセ関西弁に聞こえて仕方ない。西村さんって、関西の人?ここはどうか生粋の関西人に聞いてもらって、どんなもんなのか伺ってみたいです。

ということで、☆3.5。
フンザの砂漠で、星空を眺めてみたいなとは思った。

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