八日目の蝉

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4/29公開の「八日目の蝉」の試写会に行ってきました。
本当なら3月中に行われるはずだったのが、震災の影響で延び延びになって、やっと観ることができた。

八日目の蝉

『八日目の蝉』

あらすじ

子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。
しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。
さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。

八日目の蝉

以下、ネタバレあり。
原作は有名だし、テレビドラマにもなっているので話の筋を知っている人は多いと思う。
だけどわたし、両方とも目にしたことはありません。これが完全な初見。

物語の視点が希和子側で書かれていて、どうして子供を誘拐したのか、いかにその子供を愛していたかがわかるのでついついそっちの方に感情移入してしまうんだけど、よく考えたら希和子って誘拐犯じゃんね。
同情してしかるべきは子供を誘拐された母親の方なのに、どうしてもそっちの味方にはなれなかった。

八日目の蝉

不倫相手の子供を堕ろしたために二度と子供を産めない体になってしまった希和子。
片やその不倫相手の妻は子供を身ごもっていて、希和子のところにやってきては激しく罵って帰っていく。
で、結局生まれた子供を誘拐してしまう、と。

わたしは不倫なんて断固反対ですよ。認めません。そっちの方が道理から外れてる。
奥さんのいる人なんて最初っから好きにならなければいいのに。諦めればいいのに。なんで?
ここ最近、わたしの頭の中に流れている曲は、今井美樹の「半袖」だ。いい曲だけど、理解不能。

希和子は誘拐した子に「薫」と名づけ、全国を点々とする。途中怪しいグループホームとかに入ってみたり。
最終的に行き着いたのは、小豆島。グループホームで知り合った人の故郷で、その人の両親を頼って訪れる。
そこで幸せな生活をしていたのに、ちょっとしたことがきっかけで居場所がばれてしまう。
逃げなくては。だけど、そのずっと避けてきた「きっかけ」を、希和子は残そうとする。

八日目の蝉

自分は写真に写ってはいけない。存在がわかるようなものを残してはいけない。気をつけてきたはずなのに。
最後に写真館で薫と写真を撮った後、希和子は逮捕される。

21歳になった薫は元の名前である「恵理菜」として、本当の両親の元で暮らしていた。
だけど、誘拐犯に育てられた4年間は、そう簡単に埋められるものではなく、本当の母との間はぎくしゃくしている。
そして恵理菜もまた、妻子ある人の子供を妊娠してしまう。

八日目の蝉

これ、なんだって相手役が劇団ひとりなのでしょう。
いいよ、劇団ひとり。嫌いじゃないよ。でも、あんまりラヴシーン向きではないというか・・・。
嫌われ松子の一生」みたいな、あんな感じだったらまだいいけど、今回はガチのラヴシーンでしたからね・・・。

永作さんと真央ちゃんが一緒になるシーンは一つもなかったそう。
だけど真央ちゃんたちの撮影を永作さんは見学に来ていて、なんだか見守られているようだったって
テレビのインタビューで真央ちゃんが言ってました。

わたしの中で、一番光っていたのは小池栄子だったと思う。

八日目の蝉

おどおどしてて、自分勝手で妙にキモチワルイ女を好演。だいぶイラッとする。
そんなイラ女と「薫」だった頃の恵理菜との関係がわかると、あぁ、だから恵理菜はイラ女を受け入れられたんだ、と納得。
どこか記憶の片隅に残っていたんだろうな、イラ女w

薫をおぶった希和子が「見上げてごらん夜の星を」を歌うシーンが印象的でした。
最近サントリーのCMでもいっぱい流れてたし。タイミングが合っちゃったっていうかなんていうか。

ただ、邦画で2時間半は長い。途中でだいぶ疲れちゃった。
小豆島のあたり、もちょっと短くてもよかったんではないかしらね・・・。

ということで、☆3つ。
むしろ原作を読んでみたい、と思った。

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コメント

  1. るんるん より:

    1 ■二回目。
    金曜ロードショーでリアルタイムで見てた。

    そして、いま二回目を録画で見てる。

    薫ちゃんを見ていると、娘と重なり、誰にも遠慮せずに、娘を愛せるん私は幸せだ、もっともっと大切に育てようと思った。

    はなさんにも、この気持ちを早く知って欲しい…(笑)
    http://ameblo.jp/mj1958mk2005/

  2. はな より:

    2 ■◎るんるんさん
    ケータイからよくこんな古い記事を見つけてくれて・・・(涙)。

    他人が産んだ子供でも、「愛する人」の子供だったらあんなに愛情もって育てられるのかな。

    わたしが母になる日はやってくるのでしょうか(笑)。
    http://ameblo.jp/flower51/

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