バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>

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バグダッド・カフェ
『バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>』

あらすじ

アメリカ西部の砂漠の真ん中にたたずむ寂れたモーテル「バグダッド・カフェ」に、夫とけんか別れしたドイツ人旅行者ジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)がたどり着く。ここをきりもりしている黒人女のブレンダ(CCH・パウンダー)は、役に立たない夫、自分勝手な子供達、使用人、モーテルに居着いた住人たちにいつも腹を立てていた。店は変わり者ばかり集まり、いつも気だるいムードが漂っていた。ジャスミンが現れてから、店に集う皆の心が癒やされていく・・・。

いったいどういうアレでこの映画の試写が行われたのかすっかり忘れましたが、とにかく観てきました「バグダッド・カフェ」。日本酒メーカーがスポンサーで、日本酒の試飲やキッシュの試食とかあった。試写後には戸田奈津子御大のトークショー付き。

以下、ネタバレあり。

すごく有名な映画で名前は知っていたけど、観たことはありませんでした。バグダッドは中東の国の方じゃなくて、アメリカ西部にある街の名前だそうです。そこからもう勘違い。

話の流れはゆっくりのんびりで、若干退屈気味ではありました。

冒頭、旅行に来ていたドイツ人夫婦が砂漠のど真ん中で喧嘩別れし、夫は妻を放り出して車で走り去る。お情けに、妻愛用の、ドイツコーヒーが入った黄色いポットを残して。それに気づかずに、妻は自分のスーツケースだけを引っ張って砂漠を歩き出す。

やがてたどり着くのが「バグダッド・カフェ」。そこにはなぜか見覚えのある黄色いポットが置いてあった。しかも自分のだと思っていたスーツケースが実は旦那のものだったから大変。

この妻の名はジャスミン(ドイツ読みではヤスミン)といい、カフェに併設されているモーテルに部屋を取ることにする。カフェとモーテルの女主人ブレンダはいつも機嫌が悪く、突然女一人で砂漠に現れたジャスミンを毛嫌いしている。

話を簡潔にまとめると、ジャスミンを嫌っていたはずのブレンダはやがてジャスミンが持つ癒しの空気に飲み込まれ、だんだんと気を許すようになり、またカフェで働き始めたジャスミンも手品なんか披露しちゃって客に大ウケで、ブレンダとコンビ組んで歌っちゃったりして、それを観ている周りの心やさぐれた人たちもどんどん癒されて、だけど観光ビザしか持ってなかったジャスミンはドイツへ強制送還され、しばらく後にまたバグダッドに戻ってくる。

というお話です(まとまった?)。

女同士の友情物語、っていうくくりなんだろうか。わたし的には「・・・・それで?」っていう感想です。

砂漠という大地も人の心も干からびたような場所に突然現れるドイツ人女性。なぜドイツ人じゃなきゃいけないのかしら。そもそもジャスミン夫婦はどうして喧嘩して、旦那さんとはその後どうなっちゃったのかっていうのもわかんないし。

人の感想を見ると「心洗われた」とか「泣けた」とか書いてあるんだけど、いったいどこでそうなるのー!?わたしの心こそ、干からびてしまっているのでしょうか。

劇中たくさん流れるのが「Calling You」というテーマ曲。


公開当時ヒットしたそうですが、初めて聴きました。サビが印象的で、頭の中をグルグル回る。

観終わった後、御大のトークショーを聞く気にもなれず会場を後にしようとしたらなぜかキッシュをいただく列に巻き込まれ(笑)、一口大に切り刻まれたキッシュをいただき、会場を出ました(お酒はまったく飲んでない)。

こういう映画って、ニガテかも。ちゃんと答えの出ているエンディングが用意されてないとダメかもしれない。「あとは観た人それぞれの感じ方でどうぞ」的なやつって、理解できないのです。

ということで、☆3つ。
御大はなにしゃべったんだろうなぁ。この人の翻訳が性に合わないってのも大きな理由の一つかも。

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