『白雪姫と鏡の女王』
あらすじ
幼いころに国王であった父を亡くし、邪悪な継母の女王(ジュリア・ロバーツ)によって城に閉じ込められたまま育った白雪姫(リリー・コリンズ)。ある日、舞踏会に忍び込んだ彼女は、そこで他国の王子(アーミー・ハマー)と運命の出会いを果たして恋に落ちる。だが、王子との政略結婚を狙っていた女王は、白雪姫を森へと追放。森で7人の小人と出会った白雪姫は、彼らと生活を共にしながら戦い方や知識を習得する。亡き父の国を守り、愛する王子を取り戻そうと、彼女は女王に戦いを挑む。
ジュリア・ロバーツが初の悪役に挑戦した「白雪姫と鏡の女王」。これ、今年の字幕翻訳コンクールの課題映画でした。一応確認のために観に行ったんだけど、ことごとく違ってたね。ま、審査員がなっちゃんなので、あんまり気にしてませんけど。
以下、ネタバレあり。
主役のリリー・コリンズって、あのフィル・コリンズの娘。ものすごく眉毛が太い。
エンドロールで歌も歌ってましたけど、あれは本人歌唱でしょうか。
話の内容的には、こないだやってた「スノーホワイト」と同じで、あれをもっと明るくした感じ。スノーホワイトでは王子様の役割をするのは王子様ではなかったけど、こっちでは王子様は王子様です(?)。あと、白雪姫はりんご食べない。賢い。だからキスで目覚めるシーンもない。むしろ姫が王子の目を覚ますのです。
今年は白雪姫イヤーとかなんとかでやたら同じ題材のものが多いんだけど、これが一番の娯楽作品かな。ほんとはこの映画のタイトルにも「スノー」とか「ホワイト」とかの単語を使いたかったらしいけど先に使われちゃったので、原題は「Mirror Mirror」となっています。訳すと「鏡よ、鏡」だね。大人も子供も楽しめる。でもディズニーの白雪姫を期待しちゃダメです。
一応女王が世界で一番きれいってことになってるけど、ジュリア・ロバーツもだいぶ年取ったしねぇ・・・。
王子様は「ソーシャル・ネットワーク」で双子のボディダブルを演じてた人。
ちょっとウィリアム王子似でかっこいい。将来の頭部が心配です(余計なお世話)。
小人たちは例に漏れず、おっさんばっかりです。
ディズニーでいう「おこりんぼ」とか「ねぼすけ」みたいな感じのキャラ分けがきちんとされてて面白い。
映画としては「白雪姫」がベースなんで、ラストに至るまでの過程は違うにしろ、イヤでも結末が読めてしまうわけで。でも笑えるシーンもいっぱいあったし、難しいこと考えないで観る分には楽しめる作品だと思います。
ということで、☆3つ。
ただかわいいだけのお姫様じゃ、やっぱり生きていけないのね。知恵がないと。