ソーシャル・ネットワーク

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やっと観ました、「ソーシャル・ネットワーク」。
話題作だから、まだまだ公開は続くのだろうけど。

ソーシャル・ネットワーク

『ソーシャル・ネットワーク』

あらすじ

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド・サヴェリン()と共に立ち上げる。
サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、ナップスター創設者ショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)との出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが・・・。

ソーシャル・ネットワーク

以下、ネタバレあり。

実在の、それも今も生きてる人たちのお話なので、純粋な物語として観られない。
あー、へぇ、そうなんだ、そんなこともあったんだ、みたいな、普通のノンフィクション番組を観ている感覚です。
どこまでが本当で、どこからが創作なんだかもよくわからない。

例えば、マークがフェイスブックの前身(のような)「フェイスマッシュ」を立ち上げた理由は、映画だと彼女に振られた腹いせだって言ってるけど、実際はそうじゃないらしいし。
(そうなんですよね?そうだと思いますよ?)

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ちなみに「フェイスマッシュ」とは、ハーバードに通う全女子生徒の顔写真をネット上に公開し、1対1で見比べてどっちがかわいいかランク付けしていくっていう、とんでもないプログラムです。
もう、そんなの絶対やめて(悲痛)。
しかもマークは、振られた彼女についての罵詈雑言を自分のブログに載せちゃって、それがまた非難轟々。
フェイスマッシュはハーバード側に開設から4時間で削除されたものの、学内のマークへの批判は強まるばかり。
女子全員を敵に回したわけです。

このフェイスマッシュを立ち上げる際に協力してくれたのが、親友のエドゥアルド。
マークが「アルゴリズムが必要なんだよ」というと、窓ガラスにサササーッとアルゴリズム書いちゃうような天才。

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っていうか、アルゴリズムってなによ。

「アルゴリズム(英: Algorithm)とは、数学、コンピューティング、言語学、あるいは関連する分野において、問題を解くための効率的手順を定式化した形で表現したものを意味する。算法(さんぽう)と訳されることもある。」(出典:Wikipedia)

そんなマークの非凡な才能に目をつけたのが、キャメロンとタイラーのウィンクルボス兄弟。双子。

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ウィリアム王子に似たイケメン双子なんだけど、実際演じてるのは1人の人間だったって観終った後に知ってびっくり!
この映画で何が一番驚いたって、その事実だよ。ほんとに。

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もう1人の双子
ウィンクルボス兄弟はマークに「『ハーバード・コネクション』というコミュニティサイトを立ち上げよう」という話を持ちかける。マークは二つ返事で了承。
がしかし、それから兄弟はマークと連絡が取れなくなってしまう。
そして6週間後、「ザ・フェイスブック」が立ち上がっていた・・・。

兄弟から大体のサイトの仕組みを聞いただけで、それをパクって6週間でフェイスブック作っちゃうなんて。
それが原因で、後に兄弟から訴えられることになるのですが。
そんな裁判のお話。この映画って。

マークとエドゥアルドはどんどん他の大学へもフェイスブックを広め、ついには海外へ。
それを知って、「ハーバードの紳士は訴えたりしない」なんてかっこいいこと言ってたウィンクルボス兄弟も訴訟を決意。
そうそう、本物のウィンクルボス兄弟って、ボート競技で北京オリンピック出たらしいです。

やがてマークとエドゥアルドは、ナップスター創設者のショーン・パーカーと出会う。
このショーンがフェイスブックのあり方についてどんどん口を出してきて、マークとエドゥアルドの仲がおかしくなっていく。
それだけじゃなくて、エドゥアルドがファイナルクラブに入れたのに自分は入れなかった妬みじゃないか、っていう説もあり。
(※ファイナルクラブとは、ハーバード大学の男子学生による秘密結社的な団体。)

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マークとショーンがクラブでヴィクトリアズ・シークレットについて(笑)語り合うシーンがあるのですが、ここ、音のいい映画館で観ると超Cool!
ほんとにクラブにいるみたいだったもん。このシーンだけ、別の映画でした。

ナップスターがさまざまな会社から訴えられて敗訴して、ショーンは自己破産しちゃうんだけど、昔獲った杵柄っちゅうかなんていうか、とにかくいろいろ口出ししてくるんだよね。
「ザ・フェイスブックの『ザ』は取った方がいいぜ」なんて。

ジャスティン・ティンバーレイク、なんかチャラいんだけど、憎めないっていうか。
最近は俳優さんもやっていたのねー。思わずイン・シンクの昔のビデオとか観直しちゃったからね(笑)。

そんなこんなで、フェイスブックを追放されたエドゥアルドからも訴えられちゃうマーク。八方ふさがり。
だけど本人は全然そんなこと気にしてない。弁護士を交えた話し合いの最中も、必死にお絵かきしちゃったりしてる。

なんていうかですね、人間頭が良すぎるのもどうなんだよ、って思ってしまいました。
なんとかとなんとかは紙一重って言うしねぇ・・・。
でも、なんにも知らないような顔して、もしかしたらやっていることは一番したたかなのかもしれない。

とにかく、マークは恐ろしいくらいの早口でしゃべり倒します。
全然字幕じゃ追いつけない単語量。
そこは仕方ないんだけど、あれ、言ってることが全部わかったらもっと面白いんだろうなぁ。
わたしも必死に頑張って耳で聞いてたけど、無理でした。

アメリカ文化特有の用語もたくさん出てくるので、あらかじめ予備知識がないとちょっときついかも。
わたしはこのサイトでお勉強してから観に行きました。

全世界で5億人のユーザーがいるフェイスブック。もちろんアクセス数は世界断トツ1位。
2位が大差でYoutube.com、3位と4位がYahoo.comとGoogle(でしたかしら?)、5位がWikipedia。
ものすごい影響力だけど、日本じゃイマイチ広がらない。実名登録がネックですかね、やはり。

訴訟の結果ですが、ウィンクルボス兄弟が6,500万ドル(53億円くらい?)で和解。
エドゥアルドは金額非公開ながらも和解し、フェイスブックのCFOに復帰。
そんだけお金払ったって、マークには使い切れないほどの貯金があるんだからねっ。ふんっ。
・・・・ちょっぴりうらやましいぞ。

アカデミー賞有力候補、なんて言われてるけど、わたし的には「なんで?」って感じです。
確かに面白かったけど、そこまで特筆すべき点はないような・・・。
これが作品賞獲っちゃったら、なんかちょっと、イヤかも。
8部門もノミネートされてるんだから、作品賞は「英国王のスピーチ」に譲ってください(笑)。

ってことで、☆3.5。
わたしもアカウント持ってるけど、あんまり使わないなぁ。

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