ラブリーボーン

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「ラブリーボーン」の試写会に行ってきました。
美輪明宏さまのトークショーつき。ってことで、若干年齢層高めでした・・・。

ラブリーボーン

『ラブリーボーン』

あらすじ

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)という魚の名前のような彼女は、14歳のときにトウモロコシ畑である者に襲われ、殺されてしまう。
そしてスージーは天国にたどり着くが、父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を見てスージーは・・・。

ラブリーボーン

まず、試写が始まる前に、美輪明宏さまによるトークショーが行われました。
会場に着いたのがちょっと遅くなって、後ろの方の席になっちゃったんだけど、顔はしっかり見えました。
この映画が「スピリチュアル」に関係していることにちなんだゲストということでしたが、あんまり関係なかったかも(笑)。
っていうか、映画自体がスピリチュアルとは離れた内容だった気がします・・・。

今年初の生美輪さま、相変わらずユーモアも含めて話し倒していかれました。
生まれ変わるとは魂の修行のこと。何度も生まれ変わって、人は高みに近づけるのだ、と。
何度も何度も聞いたお話ですが、聞くたびに「あぁ、そうだったよね」と思い出されます。
ってことは、聞いたらすぐに忘れちゃってるのね、私汗

「生まれ変わるということは、どんどん魂が高貴なところへ近づいていくこと。それが『ラブリーボーン』」と仰ってましたが、
美輪さま、もしかして【LOVELY BORN】と間違っちゃってる?(正解は【LOVELY BONE】)

で、映画のお話。
主人公のスージーは、あの「つぐない」で強烈な印象を残したシアーシャ・ローナンです。
若干13歳にして、アカデミー賞助演女優賞ノミネート。いや、むしろ主役のキーラ・ナイトレイを食っていた感すらある。
あの頃に比べると、成長したなーと思いました。すっかりおねえさんになっちゃって。
美輪さまも「ハリウッドで見る久々の美少女」と大絶賛しておりました。

ラブリーボーン

悲しいことに、物語序盤でスージーは殺されてしまう。
犯人の手がかりがまったくつかめないまま、事件は闇に葬られていきそうになる。

でも、観客側は誰が犯人だかわかっている。知らないのはスージーの家族と警察、つまりスクリーンの中の人たち。
スージーは天国に行ったあとも、家族を見守ろうと決意する。

と聞くと、なんだかハートウォーミングなお話に聞こえますが、観てびっくり。
なんとも衝撃的な映画でした・・・。

犯人を見つけることにすべてを捧げるようになった父・ジャック。どんどん暴走していきます。

ラブリーボーン

そんな夫をだんだん冷めた目で見るようになる母・アビゲイル。

ラブリーボーン

おまけにジャックは、疲れているアビゲイルの代わりに家事をやってもらおうと、勝手に自分の母親・リンを呼び寄せて
同居させてしまう。もともとリンと仲があまりよくなかったアビゲイルは、やがて家を出て行ってしまう。
このリン役のスーザン・サランドンがいい味出してるんだよねぇ。
アビゲイル役のレイチェル・ワイズは、「ナイロビの蜂」の女優さん。なんか難しい内容で、あんまりよく覚えてないけど・・・。

スージーがいなくなってしまったことで、一気に家庭崩壊。
そんな様子を天国から見守るスージーは、「このままじゃ成仏できない!」とばかりに下界を伺い続ける。
叶わなかった初恋の相手にも気持ちを伝えようと必死。

物語の焦点は、「犯人は捕まるのか」というところ。
誰が犯人だかわかってるこちらとしては、なんとも歯がゆい展開です。
言いたいけど、ガマンします。

天国の描写がなんとも作り物っぽいのが気になりましたが、やっぱりああいうイメージなのだろうか。
スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮、『ロード・オブ・ザ・リング』のピーター・ジャクソン監督なんですが、
原作を忠実に映画化するって、難しいよね。

果たしてハッピーエンドなのかそうでないのかは、観た人それぞれで違うのではないかと思います。
私的には、「そりゃないんじゃないの?」でした。

ってことで、☆3つ。
弟役の子がかわいかった。

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