ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)

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ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲(ラプソディ)』

あらすじ

とある国のとある街。トランペットを習う13歳の少女リリは、両親が離婚し、母親のもとで暮らしていた。孤独な彼女にとって愛犬のハーゲンだけが心の支えだった。そんなある日、母親が仕事で長期間留守にするため、リリは父親ダニエルに預けられることに。しかしリリがハーゲンを連れて行くと、ダニエルはあからさまに不快感を示す。この国では、雑種犬の飼い主に重税を課す法律が出来たところだった。やがてハーゲンはダニエルによって遠く離れた場所に捨てられてしまう。以来、ハーゲンの行方を必死になって捜し続けるリリ。その頃、自力でリリのもとに帰ろうとしていたハーゲンには、次々と困難が立ちはだかる。生き抜くために野生の本能に目覚め、次第に獰猛さを増していくハーゲンだったが…。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲

のっけから音と映像で度肝を抜かれる映画でした。

リリは両親が離婚しているせいか、あんまり周囲に心を開かないタイプ。それゆえ愛犬のハーゲンが心の友みたいな感じになっていて、とてもよくしつけをしていた。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
ハーゲンもリリによくなついていたんだけど、いつも一緒に暮らしている母親が長期間留守になるため、離れて暮らす父親の元に行ったのが間違いの始まり。その国は「雑種犬に重税を課す」というバカげた法律があって、雑種であるハーゲンは父親によって捨てられてしまう。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
リリは一生懸命ハーゲンを探し、ハーゲンも自力でリリの元へ帰ろうとするんだけど、悪い人間につかまっちゃって闘犬にさせられたりしてるうちにどんどん人間不信に。野良生活をするうち収容所へ送られたハーゲンは、そこで同じような目に遭ってきた犬たち250頭を引き連れて人間に復讐する、というお話。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
映画の冒頭にその250頭の犬たちが街を爆走するシーンが流れるんだけど、これがまた鳥肌立つほど恐ろしくて。音楽もなんかすごくてね。ホラー映画かと思ってしまった。

ハーゲンは特に見た目がかわいいわけでもなく、どっちかっていうと土佐犬みたいな容姿。

ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲
だから闘犬にされちゃったりもするわけだけど、ほんとはとってもいい子なんですよ。でも一度人間に裏切られたらその記憶ってずっと残るもんだよね。リリは決してハーゲンを見放したわけじゃないんだけど、「捨てられた」っていうのは事実だから。

ハンガリーの映画なので、独特の暗い雰囲気もあって観た後はなんだか心がズーンと重くなってしまいました。牛を解体したりとか、けっこうエグいシーンもあったし。万人にはオススメしない映画だけど、観ておいて損はないと思う。

ということで、/5
でも愛犬家の人は観ない方がいいかな・・・。

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