『天井桟敷の人々』
あらすじ
第一部――
1840年代のパリ、タンプル大通り。パントマイム役者バティスト(ジャン=ルイ・バロー)は、裸に近い踊りで人気のギャランス(アルレッティ)に恋をする。犯罪詩人ラスネールや俳優ルメートルも彼女に夢中。一方、バティストの属する一座の座長の娘ナタリーはバティストを愛していた。ラスネールと悶着のあったギャランスもその一座に加わるが、彼女の前には新たな崇拝者モントレー伯が現れる。
第二部――
それから5年後、バティストはナタリーと、ギャランスは伯爵と結婚していた。しかし、ギャランスを忘れられぬバティストはルメートルの手引きで彼女と再会を果たすのだったが・・・。
なんにも感情移入できなかった映画「天井桟敷の人々」@午前十時の映画祭。そんなんだから、内容もうろ覚えです・・・。ふっるーいモノクロ映画。1952年の作品です。この時点でお気づきだと思いますが、寝オチです。
ストーリーうんぬんよりも、ギャランスを演じるアルレッティっていう女優さんの顔の老けぶりが耐えられなかった。実際50近いおばさんなんだけど、もう目の下のクマが真っ黒。モノクロだから余計に目立っちゃって、なんでこんな人がヒロインなの?って。でも「妖艶さと名演は21世紀になった今でも語り継がれ」ているらしいので、素晴らしい女優さんなのだとは思うけど。しかし、そんなおばさんの裸を見て楽しいか?1840年代のパリジャンたちよ。
主人公のバティストも、パントマイマーという役柄上ほぼずっと顔が白塗りで怖かった・・・。わたし、ピエロとかそういう類のものがニガテなんですわ。子供の頃のトラウマなんですけど。
最近は観る前からだんだん「あ、この映画寝るな」っていうのがわかってきまして。ほんとにお金の無駄遣いっていうか、映画への冒涜っていうか。来年の朝10は、本当に観たい映画だけ観ようと心に誓ったのでした。
ということで、☆3つ。
評価できませぬ。なので中間。
午前十時の映画祭 30/50本