シンデレラ/アナと雪の女王 エルサのサプライズ

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シンデレラ
シンデレラ

あらすじ

幼くして母を亡くし、彼女の“どんな時でも勇気と優しさを忘れないで”という言葉を胸に、まっすぐな女性へと成長したエラ( リリー・ジェームズ)。ある日父が再婚し、エラには継母(ケイト・ブランシェット)とその連れ子としてやって来た2人の姉ができる。しかし父が亡くなると、継母と義姉たちはエラに辛く当たるようになる。そんなある日、城で国中の若い女性を集めて舞踏会が開かれることになり、エラの家にも招待状が届くが、舞踏会に行きたいというエラの願いは継母によって阻止されてしまう。悲しみに暮れるエラだったが、そんな彼女の前に陽気な魔法使い“フェアリー・ゴッドマザー(ヘレナ・ボナム=カーター)”が現われる。彼女の魔法によって華麗なドレスとガラスの靴を身にまとい、美しく変身したエラ。同じくフェアリー・ゴッドマザーが用意したカボチャの馬車に乗り、ついに念願の舞踏会へと向かうエラだったが…。

シンデレラ

以下ネタバレ全開です。

ストーリー自体は誰もが知ってる王道のディズニーバージョンです。怖い方の話じゃない。間違ってもガラスの靴のサイズが合わないからと言って足の指を切り落したりはしません(笑)。

もうね、これでもかというくらい女の子の夢が詰まった映画でした。わたしもあんなドレスを着て舞踏会で踊ってみたい!と思えるような。

わたしの記憶では、ディズニーアニメではすでに冒頭から召使い扱いだったシンデレラですが、この映画ではシンデレラが誕生してまもなくの頃も描かれています。裕福な商人の家に生まれ、両親の愛情をたっぷりと注がれながら育ったエラ(のちのシンデレラ)ですが、母を病気で亡くしてしまいます。それでも母の遺言である「勇気と優しさを持つこと」を忠実に守りまっすぐに生きていきます。やがて父親が再婚し、継母と義姉2人も一緒に暮らし始めますが、父親が旅先で病に倒れ死去。その瞬間から継母たちのエラに対する態度が豹変し、居場所を奪われ屋根裏部屋と追いやられてしまいます。

ディズニーアニメではこの屋根裏部屋のシーンから始まります。でも歌を歌えば動物たちが集まってきて、洗濯物を一緒に干してくれたり繕い物の手伝いをしてくれたりと、そんなに悲壮感が漂ってなかった。でもこの映画じゃそれはもうひどい扱われようで、屋根裏は寒くて寝られないからと台所の暖炉の前で寝ていたエラの顔が灰をかぶって汚れてしまい、それを見た意地悪な義姉が「Cinder(灰)Ella=シンダーエラ=シンデレラ」というあだ名をつけたのです。吹替えではそのまま「死んだエラ!きゃははは!」って言ってたと思う(吹替えでも観てます)。

あまりのショックに馬に乗って森の中へと駆込んだシンデレラ(こっからはもう自分でもシンデレラだと思ってる)は、狩りに来ていた王子と遭遇します。こんな話もアニメではなかったはず。王子は自分の身分を隠してシンデレラと話をし、シンデレラの方も王子をただの王室見習いだと思ってタメ口をきいてました。

シンデレラに一目ぼれをしてしまった王子は、無理やりどこかの国の王女と結婚させようとする父に逆らって、村中の女性を招いて舞踏会を開くことにします。その中からあのシンデレラを見つけ出そうとするのです。しかし感じ悪い大公(ステラン・スカルスガルド)が裏で手を引き、政略結婚の話を進めようとしていました。

さて、いよいよ舞踏会の当日。義姉たちは趣味の悪いドレスを身にまとい、継母も着飾って舞踏会へ出かけようとします。そこへ本当の母親のドレスをリメイクしたものを着たシンデレラもやってきて、一緒に舞踏会へ行こうとします。このピンクのドレスがお世辞にもステキなものではなく、案の定継母たちにバカにされ引きちぎられてしまいます。こんな恰好じゃ舞踏会に行けないと失意のどん底に落ちたシンデレラですが、はいやってきました魔法使いのおばあさん!映画の中では「フェアリー・ゴッドマザー」と呼ばれていました。

ここからです、わたしもその魔法にかかってしまったのは。

まず温室のカボチャを馬車に変える時点で目に熱いものが。それからネズミたちを馬に、カメレオンを従者に、アヒルを御者に変え、シンデレラの破れたドレスを見事なブルーのドレスに着替えさせたところで涙腺崩壊。最後のガラスの靴でダメ押し。

シンデレラ

そうそうそう!こういうのっていつまでたっても女の子の憧れなんだよ世の中の男子たち!!!!

・・・長くなってきたので後のお話は省略しますが、シンデレラはめでたく王子と結ばれ、継母たちは国外追放、よからぬことをたくらんでいた大公も国を去ります。

この映画のキャストを見ますと、一番始めに名前が出てくるのはケイト・ブランシェットなんですね。つまり継母の方が主役扱い。それは観ていて納得できました。とにかくものすごい存在感で、今までのどんな継母よりも腹黒い。ケイト・ブランシェットは見事なハマり役でした。ただ意地悪なだけじゃなくて、従わざるを得ない目に見えない力を秘めている感じがすごかったです。

シンデレラ役のリリー・ジェームズは初めて見る子で、最初はあんまりかわいくないんじゃないかと思ってたのに最後の方はキラキラして見えました。王子(リチャード・マッデン)もたいしてかっこよくないんだけどね(笑)。

シンデレラ

フェアリー・ゴッドマザー役はヘレナ・ボナム=カーター。この人はこういうクセのある役をやらせたら天下一品です。ちょっと若作りしてるかなーとも思ったけど。ティム・バートンの呪縛から逃れて、今後どういう作品に出ていくのかが楽しみな人でもあります。

とにかく!素晴らしいの一言です。たぶんまだ上映してるところはあるはずなので、ときめきを取り戻したい人、夢を捨てきれない人、リアルな世界に疲れちゃった人はぜひ観に行って!男性にもオススメします!

そうそう、本編の前に『アナと雪の女王』の短編『エルサのサプライズ』が流れます。本編を字幕で観ようとするとこちらも字幕になっちゃうので、松さんや沙也加ちゃんの声が聞きたい人は本編も吹替えじゃないとダメだよ。

ということで、★★★★★半/5
気が向いたらアニメのシンデレラも観てみてね。


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