ゲキ×シネ「蒼の乱」

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蒼の乱
ゲキ×シネ「蒼の乱」

あらすじ

朝廷が権力を握っていた平安時代、都では貴族たちが豪勢な暮らしを営む一方、地方の民たちは重税にあえいでいた。ある日、左大臣の屋敷で国の未来を占っていた渡来衆の一行が、卦(け)で動乱を予測したのを理由に武士たちに襲撃される。渡来衆の長、蒼真(天海祐希)と親友の桔梗(高田聖子)は、将門小次郎(松山ケンイチ)に助けられ…。

蒼の乱

「ゲキ×シネ」って知ってますか?

ゲキ×シネとは劇団☆新感線の舞台を映画化したもので、「演劇」というライブ空間で体験できる迫力や興奮、感動をもっともっと多くの人に知ってほしい!味わってほしい!という思いからつくられたものです。演劇<エンゲキ>の迫力を映画館<シネマ>で体感する、っていう意味。この作品は2014年に東京・大阪で上演された『蒼の乱』を映像化したものです。

スカパー!映画部の企画で試写会に招待されて行ったんですが、正直申しますと大変見くびっておりました。舞台の芝居をスクリーンで観て楽しいものだろうかと。今までも『オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン』を映画館で散々観てきましたが、あれは英語で演じている舞台に日本語字幕が付いているという付加価値があったわけでして。

申し訳ない。めっちゃ面白かったです蒼の乱!!!

まずね、天海祐希が出てきた瞬間に鳥肌が立ちました。さすが宝塚の元トップ。なんでも宝塚音楽学校を受験した時、面接官が彼女を見て「お母さん、この子を産んでくれてありがとう」と思っただけのことはあります!ものすごい存在感。スクリーンで観てこうなんだから、実際の舞台で観たらもっとすごいんだろうねきっと。

蒼の乱
松山ケンイチもかつて大河ドラマで平清盛をやってたし、時代劇も様になる。ちょっと子供っぽいところも憎めない。

蒼の乱
あとは早乙女太一くんも出てますが、この人の殺陣はホンモノです。さすが大衆演劇出身(わたし太一くんの舞台観に行ったことあります)。刀さばきがしなやかでキレッキレで観ていてウットリ。

キャストも豪華ですが、話がとにかく面白くて惹きこまれました。これは新感線のオリジナルなのかな。実在の人物も取り入れつつ、そしてなんとなく東日本大震災のニオイもあったようななかったような・・・。

字幕の説明とか、舞台では絶対にありえないスローモーションシーンとか、演者の顔のアップとか、スクリーンだからこそ観られるものもたくさんあって、演劇を映画館で観るものアリだなと思いました。

上映前にちょっとだけトークショーみたいなのがあって、「この舞台を観たことある人ー?」っていう質問にかなりの人が手を挙げていました。たぶんあの試写会に来ていたのは「映画が好きな人」よりも「劇団☆新感線が好きな人」「天海祐希が好きな人」「松山ケンイチが好きな人」「早乙女太一が好きな人」が多かったんだと思う。チラッと聞こえたけど、隣に座ってたおじさんはこの舞台版を6回観たって言ってたからね。

わたしは舞台やミュージカルも観ますが、やっぱり断然映画派です。でもそんなわたしでも興奮するほどこのゲキ×シネは楽しめました。いろんな人に「すごいから観て!」って薦めまくったもん。ただやってる映画館が少なかったんだよねー。

きっと今後も続いていくであろうゲキ×シネ。今度は試写会場ではなく、ちゃんとした映画館でじっくりと楽しみたいと思います。

あ、あとこれまでのゲキ×シネはスカパー!でも観ることができるらしいです。

ということで、★★★★★半/5
まだ新宿バルト9でやってるみたいです!

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