『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』
あらすじ
オーストリア皇太子が自殺する事件が起きるも、シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)は皇太子が暗殺されたと推測。事件の謎を解くため社交クラブに潜入したホームズは、ジプシーの占い師シム(ノオミ・ラパス)と出会うが、シムは事件の手掛かりを知ったことで暗殺事件の首謀者モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)に狙われてしまい・・・。
「シャーロック・ホームズ シャドウゲーム」の試写に行ってきました。これ、前作も試写で観ていて、どうしてもその時一緒に観た友人とまた観に行きたかったの。念願叶って、二人で観てきたよ。
どうしても観たかったとか言ってる割には前作の内容をほとんど覚えておらず、女スパイのアイリーンとか、ワトソン君のフィアンセとか、こんな人たち前から出てたっけ?って思ってしまうほど。アイリーン、めっちゃ重要な役だったって、こないだTV放送観て思い出した(笑)。
相変わらず仲のよいホームズとワトソン君(ジュード・ロウ)ですが、ワトソン君がフィアンセのメアリーとついに結婚することになり、二人のパートナーシップは終わることになっていた、はずが、また新たな敵・モリアーティ教授が現れてそうもいかなくなるところから始まります。モリアーティ教授、1作目にも名前がちらちらと出てましたが、もちろんそんなことはすっかり覚えちゃいません。
わたし、シャーロック・ホームズの原作も読んだことがないのですが、シャーロックにはお兄ちゃんがいたのですね。今回初登場。でもお兄ちゃんの話題も1作目の中に出てました。ほんっとに、覚えてなかったよ。
占い師のシムは、本家「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」でリスベットを演じたノオミ・ラパス。
スウェーデン出身の彼女、英語を習得したのは最近だってなにかのインタビューで言っていた気がする。その割にはちゃんとした英語をしゃべっていたように思います。いや、フランス語なまりだったのかな。「ミレニアム」は観たことないので、今度観てみよう。
前作に引き続き、監督はガイ・リッチー(マドンナの元夫)。スタイリッシュな映像を撮りますね。格闘シーンとかも、以前のように一度空想して流れを見せてからの動きなので、わかりやすいです。林の中を走り抜けるシーン、ああいうのあんまり好きじゃないんだけど、あの薄暗い色遣いは好き。
そしてホームズもワトソン君も強すぎ(笑)。原作の設定に近いらしいんだけどね。わたしの勝手なイメージで、探偵さんってあんまり肉体派じゃないような気がするので。
ホームズがいかにワトソン君が大好きで、ワトソン君もまんざらじゃないっていうのが前作以上にわかります。伏線もいっぱい張られていて、理解するのにちょっと時間がかかる場面もややあり。
ただ!ラストシーン、わたしは思わず口に手を当てて「ひゃあっ!」と叫んでしまいました。あれはやられた。前半部分をしっかり観ておかないとびっくりできません。
ということで、☆4つ。
これはもう、絶対続編ありなのだ。