ウエスト・サイド物語(2回目)

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ウエスト・サイド物語
『ウエスト・サイド物語』

ウエスト・サイド物語」のBlu-ray発売記念試写会に行ってまいりました。場所は神保町シアター。初めて行ったけど、なかなか座り心地のよい椅子でした。

この映画は去年の「午前十時の映画祭」でスクリーンで観たばかり→レビュー
なので内容ではなくて、いかにBlu-rayの映像と音がクリアなのかを確認しに行ったような感じです。

映画が完成してから映画館で上映するフィルムになるまでは、実はものすごい過程を経ているそうです。マスターネガを第一世代とすると、それのオリジナルコピーが第二世代、ノイズを取り除いたものが第三世代、その他いろいろ修正を加えたりして、映画館に来るころには第十七世代とかになっちゃってるんだそうです。

最近旧作のBlu-rayがたくさん出ているけど、それはマスターネガから大型スキャナーでスキャンしたものから作られているので、まさに映画が生まれたての状態で収められているらしい。すごい!

観たことある人ならわかるかもしれないけど、劇中歌に「マリア」という歌があります。トニーがマリアを思って、「マリア~♪」と歌い上げるシーン。人間の耳に聞こえる、最悪の不協和音(「悪魔の音」と呼ばれるらしい)は、ドとファ#の和音。その嫌な音を協和音にするためには、ファ#を半音上げてソにすればいいらしい。
この「マリア」の「マ」と「リ」の音がまさに「ド」と「ファ#」で、「ア」で「ソ」に上がっているんだけど、これはジェット団とシャーク団の不協和音を、マリアという女性によって協和音に変えてるんだって聞いて、もうなんだか鳥肌立っちゃったね。バーンスタイン(作曲家)万歳!って本気で思った。そんな音も楽しめちゃうのが、Blu-rayのクリアなサウンドなんです。

確かに映画館で観たときは、フィルムも古かったしノイズや映像の乱れも多少あったような記憶もあるけど、Blu-rayはそういうの皆無だからねー。しかも5.1chを通り越し、確か7.1chで音を出せるはず。すごい。

音の良さが一番わかるのは、最初のovertureと途中のintermissionでかかる曲です。映画館のスピーカーで聴くと、ほんとにその場でオーケストラが演奏してるみたいだった。

家に本格的なホームシアターがあれば、映画館に行く必要がなくなる日も来ちゃうかもしれないですね。それはそれで、非常にさみしいことです。やっぱり映画館には映画館の良さがあるもの。いくらデジタルが普及しようとも、わたしは映画館に通い続けます。

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ウエスト・サイド物語 製作50周年記念版ブルーレイ・コレクターズBOX

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