ショウほど素敵な商売はない

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ショウほど素敵な商売はない

『ショウほど素敵な商売はない』

あらすじ

演劇一座であるドナヒュー一家は、モリー(エセル・マーマン)とテレンス(ダン・デイリー)の夫婦とふたりの息子、ひとりの娘で一座を組んでいた。ある日、次男ティム(ドナルド・オコナー)はニューヨークのナイトクラブで出会ったヴィッキー(マリリン・モンロー)に一目ぼれするが、体よくあしらわれてしまう。やがて、舞台出演のため一座がマイアミへ向かうと、ヴィッキーも偶然舞台出演のためにやってきていた。

ショウほど素敵な商売はない

前週の「お熱いのがお好き」に続き、マリリン・モンロー出演の映画を観ました。

とにかく、エセル・マーマンがパワフル。肝っ玉かあさんっていう感じ。歌もダンスもとても上手。もともとはミュージカル映画の傑作『アニーよ銃をとれ』のために書かれた、アーヴィング・バーリン作詞作曲の楽曲をそのままタイトルとしたのがこの映画で、『アニーよ・・・』の時もエセル・マーマンが歌っていたのだとか。もう、マーマンのための映画、と言っても過言ではない。

それゆえ、マリリンに期待していたわたしはちょっと拍子抜け・・・。あんまり出番ないしね。マリリン・モンローが歌う劇中曲「ヒート・ウェイヴ」は、実は吹き替えだったみたい。レコード会社の契約とかなんとかって、めんどくさいよねほんとに。

正直言いますと、ドナルド・オコナーがあまり得意ではないのです、わたし。「雨に唄えば」の時もそうだったんだけど、歌とダンスの素晴らしさは言うことなしなんだけど、見た目がニガテ(笑)。単にわたしのツボにはまらないだけで、とてもいい役者さんだとは思います。特にタップダンス。

それよりも、バックダンサーとして「ウエスト・サイド物語」のジョージ・チャキリスが出てたっていう方がびっくり!全然誰だかわかんなかったけど。チャキリス・・・その名前のへんてこさが好き。

長女のケイティ役のミッツィ・ゲイナーも綺麗な人です。スタイルいいし。長男スティーヴ役のジョニー・レイは、どっかで見たことあるような顔なんだけど・・・・。よくわかんない。

わたしが映画の内容についてあまり触れないってことはですね、お察しの通り、あまりよくわかってないってことです。わかってないっていうか、覚えてない。観てから時間が経ちすぎちゃったもの。

一家で全米を周るっていうのは、ちょっとでもその歯車が欠けちゃうとうまくいかなくなっちゃう。「家族」が売りだから、代役を立てるわけにもいかないし。ある事件がきっかけで、次男のティムは一座を離れることになり、そこから家族の絆が離れていってしまう。それでも夫婦でショーを続けたモリーとテレンス。生活のためだけなじゃくて、好きじゃないとやってられないよね。

ショービジネスについて、わたしも最近いろんな本を読んだりして、裏に渦巻くお金目当ての汚い人たちとか、むしり取れるところからは取れるだけ取ってやれみたいな、表の明るさとは打って変わったダーティな部分を目にすることが多い。だけどこの映画ではそんなの一切出てこなくて、ただただ明るいショーがひたすら繰り広げられます。

「ショウほど素敵な商売はない」

世界中のエンターテイナーたちが、本当にそう思って興行してくれているのなら、わたしたちは応援するだけです。人々を楽しませるのって、想像以上に大変なことだからね。

ということで、☆3つ。
寝てない。寝てないよ、寝てないったら。たぶん。

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