バーニング・オーシャン

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バーニング・オーシャン

あらすじ

2010年4月20日。電気技師のマイク(マーク・ウォールバーグ)は、愛する妻子に後ろ髪を引かれつつ、メキシコ湾沖に浮かぶ石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンへと向かう。現場に着くとすぐに設備の点検に取りかかったマイクは、トラブルや故障の多さに懸念を抱く。上司のジミー(カート・ラッセル)が雇い主であるBP社の管理職ヴィドリン(ジョン・マルコヴィッチ)に抗議するが、彼は利益のために経費削減を優先するのは当たり前とまるで意に介さず、ついには工期の遅れを取り戻そうと重要な安全テストを無視してしまう。その夜、マイクたちの不安は現実のものとなり、大量の原油が漏れ出し、大爆発を引き起こしてしまうのだったが…。

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2010年の海底石油掘削現場で起きたディープウォーター・ホライゾン爆発事故の映画化。すごい迫力だった。

2010年4月20日夜、メキシコ湾沖約80kmの水深1,522mの海上で海底油田掘削作業中だった石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こし、当時施設内にいた作業員126名が閉じ込められてしまう。被害を食い止めようとする作業員たちと、我先に逃げようとする管理者。よくあるディザスター&ヒーローもの映画なんですが、とにかくものすごい爆発でした。音も大迫力。事故を忠実に再現するために、原寸大だか何だかのディープウォーター・ホライゾンのセットを造った、とか聞いたような。

映画だと思って客観的に観るんじゃなくて、実際に起きた事故のドキュメンタリーとして観ると実に恐ろしい。あんな凄まじい爆発の中に取り残されるなんて、もう絶望しかない。

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とにかく逃げなきゃいけないんだけど、仲間を見捨てるわけにもいかない。爆発で目をやられちゃったジミーは割れたガラスの破片を踏んじゃって足ザックリ切れてるにもかかわらず、他の人を助けようとする。

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『バックドラフト』を彷彿とさせるねえ・・・。

付近を航行中の大型船で救助しようにも燃えてるから近づけない。原油はまだまだ想像できないほど海中にあるからさらに大爆発する可能性もある。建物に残ってたら確実に命を落とす。じゃあどうするか。もう海に飛び込むしかないんですよね。

なんとか救助された人たちを集めてリーダーが点呼を取るシーンがあるんだけど、返ってくるはずの返事がないことで仲間が死んだと認識させられる。さっきまで隣にいたはずなのに。切ない。

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わたしの印象としては、氷の海に沈んでいったタイタニックと、燃えさかる炎の海に崩れ落ちていくディープウォーターが重なって見えました。どちらも無茶なスピードアップをしたがために引き起こされた人災(それだけじゃないかもだけど)。一番偉いヤツの意見には逆らえず、そしてそいつは責任を取らない。トーマス・イズメイみたいなのはどこにでもいるんだなと。

ピーター・バーグ監督×マーク・ウォールバーグ主演映画ですが、このコンビの映画が今年もう1本公開されています。しかも内容もなんとなく一緒(笑)。相性いいのかしらね。

ということで、
小さな試写室で観たのが心残り。大きなスクリーンの音響のいい映画館で観たかった。

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